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40周年記念ワイン制作中☆

皆さま、こんにちわ!

40&50周年記念事業委員長 洛北部会 光岡 駿介です。

2017年10月10日第2回40&50周年記念事業 【40周年記念ワイン選定事業】にて

決定しました、「40周年記念ワイン」制作中です!

 

今回は、40年記念ワイン生産者&特徴について記載いたします。

 

生産地:イタリア/トスカーナ州 ラ・メルカレッチャ

※「メルカレッチャ」は地名で、牛とかの家畜にマークをつけるところ、という意味。

 

 2008年から始めたスーパー・ワイナリー「ラ・メルカッレッチャ」のオーナーFabriozio Zanfi(ファブリツィオ・ザンフィ)の自宅兼畑は、フィレンツェから西へ車で約1時間半、遠くにティレニア海を臨む地中海の太陽が燦々と降り注ぐ標高180mの小高い丘の上にあります。

自宅を取り巻くブドウ畑、そしてエントランスから庭に至るまで、まるでリゾートホテル、すべてに統一感があり整然としたセンスの良さはさすが元デザイナー。

満面の笑みで出迎えてくれたファブリツィオはサイクリストでもありヨットマン、スタイルが良く実年齢より若く見え、ファッションセンスも抜群です。

元々芸術家で、ボローニャの大学では美術学部を卒業し、グラフィックデザイナーとして成功したリタイア組みで、日本にもヒラタタイルさんの仕事で来日したほど国際的に活躍されておりました。

子供達も息子さんはミラノで建築家、東京大学へ通ったことのある娘さんはドイツで哲学を教えており、それぞれ自分の道を選び、本来なら彼はリタイアして悠々自適というのが普通でしょう。

 

でも彼は夢であった自らのワイン造りを

60歳を目前に始めたのです。

 

 

現役でグラフィックデザイナーの事務所を構えていた1999年にこの土地を買い、2003年にブドウを植え、2008年に初リリースを果たしました。8歳の時にお父様がこっそり自分用のワインを造っているのを見て、自分もいつか造ってみたいと思っていたのです。

「何かをゼロから始めて育てる、造り上げることが好き。ワイン造りもデザインも同じだ!」と彼は言います。

畑には3種類のブドウを植え、栽培方法は昔ながらで下草等はきれいに刈りとり、丁寧に手をかけています。

現在はエノログの男性と2人で全てを行っています。

サンジョベーゼは自宅から東側に広がる畑で、斜面の上0.5haは土壌が違うため葉の色が白く、ブドウの粒は小ぶりで、涼しげな味のワインに仕上がります。

葉の色が白いブドウはストラヴェントに、葉の色の濃いブドウは筋肉質で力強い味わいで、このブドウを中心にクオール・ディ・レオーネを造ります。

シラーは北側に広がる0.8ha、北向きは本来畑に適しませんが、最近の温暖化で良くなっているそうです。

フランスのシラーとは遺伝子が微妙に違い、このシラーをサンジョベーゼに加えることで、クオール・ディ・レオーネをソフトな味に仕上げます。

この地域で3人位しか育てていないチリエジョーロはサンジョベーゼの逆側、西に広がる0.8haで、サンジョベーゼに比べ皮が厚く、しっかりしたタンニンと酸、力強いワインに仕上がります。

このブドウからドラゴが造られます。醸造所は15kmほど離れた標高450mにあり、醸造中の温度管理を行いやすくしています。

全てのキュベがステンレスの開放桶にその日採れたブドウを入れ15日間発酵、クオール・ディ・レオーネはステンレスタンクとセメントタンクで12 ヶ月熟成、ドラゴとストラヴェントは木樽(新樽比率10%)で18 ヶ月熟成します。

SO2は年によって異なりますが、42 ~ 60mg/Lほどを使用しています。

今後も、強過ぎないシンプルで飲みやすいワインを造り続けることを目指しています。

現在、ポーランド、ドイツ、スイス、カナダが主な取引先で、ポーランドの大統領がトスカーナで飲んだワインの中で特に美味しい、とイタリア滞在中に訪問され、このニュースがポーランドの新聞に載りポーランドからの注文が殺到しています。

ミラノの有名なレストラン「ダニエル」では、ドラゴがオンリストされています。

 

これからも40周年記念ワイン制作過程を随時UPいたします!

40周年式典にて皆様に配布を予定しております!

お楽しみに☆

40&50周年記念事業委員長 洛北部会 光岡 駿介


この記事の作成者:40&50周年記念事業委員長 光岡

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。