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第1回 企業研究事業 『ベンチャー型事業承継 木村石鹸工業株式会社をベンチマーク』

事業名:平成30年度第1回企業研究事業 ベンチャー型事業承継 木村石鹸工業株式会社をベンチマーク

内容:木村石鹸工業株式会社様を訪問しました

場所:木村石鹸工業株式会社

日時:7月19日(木) 07:30〜13:30

参加人数:52人

運営担当:企業研究委員会

報告作成:広報委員会 上田(成)、鈴木、辻井

撮影:広報委員会 上田(成)、鈴木

京都駅八条口 バス乗り場に集合し、バス2台にて移動しました。


移動中に、2号車では司会の児島委員(壬生)より注意事項と案内がありました。

つづいて、西垣副委員長が今回の趣旨と木村石鹸工業株式会社の概要を説明されました。

小柳委員長より「20期4回目のベンチマーク事業で普段は会社訪問を受け入れておられない木村石鹸工業様に無理をいって受け入れていただいたので貴重な学び多い事業になると思います」とを挨拶されました。

また、川口さん(本店)が木村社長と15年来のお知り合いということで、木村社長の人と成りを、お話されました。


到着後に7、8名のグループに分かれ工場見学をさせていただきました。

〇粉末石鹸の製造工程見学

〇液体石鹸製造の工程見学

〇技術・開発部の見学

〇液体充填室の見学



工場見学終了後、多くの質疑応答がありました。
質問回答の時に木村社長が「当社は経営理念をとても重視しています。お客様との取引も経営理念と合ってなければ取引もお断りする」と話されていました。

【経営理念】

一、私たちは、仕事を通して自己の品性向上に日々精進します。

一、私たちは、お客様仕入先様と共に永続繁栄する努力をします。

一、私たちは、健康で幸せな家庭づくりのために一致協力します。

一、私たちは、堅実経営を基に社会に貢献することを誓います。


その後、八尾商工会議所に移動しました。


司会 松尾委員(京信茨木支店長)による開会宣言


木村代表幹事から「工場見学をして本当に良い会社だな、本物の会社だなと感じました。木村社長の講演を、しっかり聞いて学び大きい実りあふれる事業にしたい」と挨拶がありました。

〇代表取締役社長木村祥一郎氏のご講演



事業承継前の売上から利益率など現在の決算内容まで、すべてを公開していただきながら、社員をどの様に変え、会社をどの様に変化させてきたのかを包み隠さずお話しくださいました。


2006年にノズル洗浄剤が大ヒットしたが、翌年2007年には大手メーカーが類似商品を発売し始め売上が減少しました。2012年からアロマ技術を用いた独自商品を立ち上げたが、販売側目線で商品開発をしていたことや、大手メーカーとの価格競争もあり売れなかった。その後三年の歳月をかけて在庫処理し撤退されました。2013年には営業利益が0になっていました。


この時期に戻ってこられ前職の経験を活かしウェブサイトやパンフレットをリニューアルしてブログをスタート。工場・会社内の写真素材づくりをしてブランディング活動を開始されました。


自社ブランドでは市場規模が小さく手間のかかる市場へ参入し、熱狂的なファンに支持される「SOMALI-そまり-」を立ち上げ「使われるお客様をイメージして商品開発」を、進められました。
名前の由来は『素材のかたまり』の略=SOMALI-そまり-。
最後のIが左に傾いているのは人に寄り添う、生活に寄り添うという意味です。

また、自社の強みを分析され、それを活かしたブランドを複数立ち上げ、「小ロット・多品種」で商品開発をしておられます。

ポジショニングの戦略も大事だけどオペレーションの方はもっと大事!

なぜならポジショニング戦略は他社から見えるから簡単に真似をされる。でもオペレーションは他社から見えないし真似をするのは難しいと話されていました。

経理面では、

〇お客様別

〇商品別

〇分野別

〇担当者別

などでPQ(売上)/MQ(粗利)など管理分析され、未来を考える経営をされています。



木村社長からおススメの本もご紹介いただきました。

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

セムラーイズム 全員参加の経営革命

 

【質疑応答】

木村代表(東九)

Q.事業承継で社内外のトラブル等は?

A.大学時代に創業したので、会社を継ぐ気は全くなかったのですが、私が事業継承する前に社内から継承と、外部からの継承をしたときに社内が大混乱したのを見て戻ってきました。IT系の設備導入をやりたかったのですが、社内的にいきなり変えるのは不味いなと思ったので、商品開発する自分と誰かとか、少人数でやって社内に波風たてないように少しずつ慣らしていきました。

早川副代表(東九)

Q.会社のスタイル・文化などを変えておられますが、お話された以外に上手くいった。上手くいかなかったことなどは?

A.上手くいったことは、部長会に読書会などを取り入れたことや、若年の人に各部内の課題を自分たちで出してもらい、自分たちで解決してもらう取り組みをしました。社員たち自らが考えるきっかけとなった。

上手く行かなったことは、ありません

矢野さん(洛南)

Q.働き方改革など残業や休日出勤などの対策について教えてください

A.もともと残業をしない会社で5時半には電話もつながらなくなります。

父の時代から「家庭が大事・家族を優先」経営をしています。

吉村さん(本店)

Q.自社の新ブランドをいくつも立ち上げられていますがブランドイメージとして良い、悪いの判断は誰がしていますか?

A.自らやっていくを大切にしています。モチベーションが下がらないように、ブランドイメージについては何も言いません。色んなブランドが合っても面白いじゃないかと思っています。ただし「安心・安全」や価格的に大丈夫なのか?等は守ってもらっています。

 


最後に酒井企業研究担当幹事から謝辞がありました。


帰りのバスで配られた小島さん(洛中)のお弁当には、野田さん(嵯峨野)の胡麻豆腐、わたくし辻井(洛中)のチラシが入ったJOC弁当を食べながら、みんなでベンチマーク事業で学んだことなどを話しながら帰路につきました。


企業研究委員会の皆さま、ありがとうございました。

 


この記事の作成者:広報委員会 辻井

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。