Member’s InterviewNo.002 黒河内 楓
自分が自分のことをファンでいられるように努力し続ける
黒河内 楓 kurokochi kaede
みなさん、こんにちは。西陣・北野部会、総務委員会委員の竹村です。
今回、第2回目にインタビューさせていただく第23期新入会員の伏見部会所属、黒河内 楓さんをご紹介させていただきます。
■黒河内さんのお仕事について
黒河内さんは京都市伏見区で恋愛と卵をテーマにした卵料理専門店「君と、しろみ」、米粉100%玄米粉100%のグルテンフリードーナツ専門店「君に、あげる」を運営されています。
「君と、しろみ」
「君に、あげる」
まずはお仕事についてお伺いします。
記者:本日はお忙しい中取材対応していただきありがとうございます。まずはお仕事を始められたきっかけをお聞かせください。
黒河内:父が近くで「コートレット」という洋食屋を経営しており入社しました。現在も父が職人として現場に立ち続けるお店なのですが、父のような職人がいないと成り立たないお店はリスクが大きく感じました。運営をシステム化することによりリスクを軽減できるお店運営ができるのではと入社2年目で「君と、しろみ」、その1年後に「君に、あげる」をオープンしました。
コートレット
記者:3店舗ともお近くで営業されていますが伏見という土地にこだわりはありますか?
黒河内:実はもともとは京都ないし伏見を出たいと思っていました。しかし、色々な方に伏見でお店をやっていると伝えると「なぜ伏見で?」と言われる機会が多く、逆に伏見を盛り上げてやろうという気持ちになりました笑。
おしゃれなお店があると、その近くにそういうお店を出したい方々が伏見を選んでくださるのではないか?と期待していますし、その盛り上がりから様々な地域に発展していければと考えています。そして今秋オープンする京都高島屋S.C.「T8」への出店が決まり着々と準備が進んでいます。まだまだ伏見を盛り上げますが、いちど街中に行ってきます笑。
記者:ご出店おめでとうございます!そちらではどのようなお店をオープンされるのですか?
黒河内:「コートレット」「君と、しろみ」「君に、あげる」3店舗のメニューを展開する現段階の集大成のようなイメージです。テイクアウトメニューも豊富に取り揃え、どんな時も日常に寄り添うお店を目指します。
記者:オープンが待ち遠しいですね。ところで「君と、しろみ」「君に、あげる」の2店舗のメニュー名が特徴的で非常におもしろいですが黒河内さんが考えておられるのですか?
黒河内:商品開発はすべて自分で行なっています。メニュー名を考える時はドーナツもケーキもポエムなどを読んで連想しています。
■黒河内さんってどんな人?
記者:ここからは黒河内さんのパーソナルな部分についてお話しをお伺いさせていただこうと思います。まずは趣味や休日の過ごし方は?
黒河内:趣味は銭湯巡りや美味しいお店を探すことです。どちらもローカルなところに行きます笑。最近だと伏見温泉や五香湯に行き、休日は家にいることがほとんどなく基本外出していますね。旅行も好きで海が好きなので沖縄によく行きます。特に離島が好きで宮古島に行きすぎて飽きてしまったので最近は奄美大島にハマっています。
記者:宮古島に飽きるほど行けるの羨ましい…笑 ちなみになんですが、座右の銘などございますか?
黒河内:『遊び心を忘れない』ということを意識しています。先ほどお話ししたメニュー名も「美味しい」だけでなく「楽しい」を商品に落とし込めているかな、と思っています。
記者:僕たちおじさんでは絶対に思いつかないおしゃれな名前はそういうところから来ているのですね!ちなみにですが、尊敬している方はいらっしゃいますか?
黒河内:笑。たくさんいらっしゃいますが女性経営者の尾崎美紀さんという方が憧れの女性です。バチェロレッテ2に出演されていたまつげ美容液の会社を経営されている方なのですが、尾崎さんの座右の銘の、「自分が自分のことをファンでいられるように努力し続ける」というところに感銘を受けてさらに結果も出されているところで好きになりました。
記者:素敵なお言葉ですね。自分のことを好きになって自己肯定感があがるし自分のことを好きになれないと周りの人も好きになれないですもんね!なにか自分の中で大切にしているルールはありますか?
黒河内:本を読むことです。定期的に本屋さんに足を運びますし、本と食べものにはケチらないことも決めています。笑
記者:どのような本を読まれるのですか?
黒河内:最近だと「限りある時間の使い方」という本を読みました。
記者:意識高い系ですね笑
黒河内:そうですね笑 仕事で困っていることなどに関連する本など基本的にはその時に興味がある本を読みます。数字が苦手なので様々なことを数値化するような本を買いましたがまだ読めていません。笑
記者:苦手なことと向き合うとストレスも溜まりますが、なにか発散方法はありますか?
黒河内:食べることです。特に甘いものが好きで自分以外の店のドーナツやケーキも食べます。元々ミスタードーナツが好きなんですが食べた後の罪悪感が嫌で、ヘルシーな米粉のドーナツを作って罪悪感を無くしました。今でもミスドは食べちゃいますが、、、笑
黒河内さんのパーソナルな部分についてお伺いしましたが一見普通の女性と同じような回答の中にクリエイティブな部分を感じ取れる非常におもしろいお話を聞かせて頂きました
■JOC活動について
記者:JOCに入ってみての印象は?
黒河内:部会を介して近くの伏見の方と交流、時間を共有できるのが楽しいです。また伏見部会の部会長が女性の桂田さんであったり同じ部会の同期入会に女性が複数おられたこともあり、すんなりと溶け込むことが出来そうです。
記者:たしかに心強いですね。本部事業に参加された印象はどうでしょう?
黒河内:先日モルックの事業に参加させて頂きましたが、賞金などもすごくどこからお金が出ているんだろうと不思議でした。笑
記者:そこは我々総務委員会が行います令和6年度通常総会にご参加いただき、ぜひご確認ください。笑 最後になりますが、記事をご覧になるJOC会員様になにかPRしたいことなどはありますか?
黒河内:ドーナツ屋の2階のコワーキングスペースがあるのですが、1年ほど稼働できていない状況です。もしワーキングスペースやオフィスをお探しの方がいらしたらぜひいつでも見学にお越しください。また今後は月に一度のイベント開催を通して、コミュニティが生まれる場所を目指したいと思いますのでご参加の程よろしくお願いします。
以上黒河内さんのインタビューでした。
今回はじめてしっかりとお話しさせて頂きましたが、自社の発展だけでなく地域貢献に対しても目を向けておられて大変勉強になりました。
またお仕事だけではなく今後のJOC活動においても黒河内さんの「遊び心」をたくさん感じられることを楽しみにしております。
この度はご協力いただきまして誠にありがとうございました。
総務委員会 取材担当チーム
リーダー 今村 哲也(伏見部会)
アシスタント 荒木 正登(東九部会)
アシスタント 中村 圭吾(伏見部会)
記事作成 竹村 理治(西陣・北野部会)
スペシャルサンクス 岸場 啓太(近江部会)