Report事業報告
本店部会長 部会長インタビュー

有限会社画箋堂 代表取締役 山本修三さんインタビュー
🎨 京都のまんなかで、アートと人をつなぐ
プロフィール
■ 仕事も遊びも全力で! 4代目・山本修三さんの素顔
── まずは簡単に自己紹介をお願いします。
山本:有限会社画箋堂の4代目、山本修三(やまもと しゅうぞう)です。
1982年生まれの43歳で、妻と中1の息子、小3の娘の4人家族です。
── 趣味はゴルフとランニングとお聞きしました。
山本:そうなんです。ゴルフは15年くらいやってて、ベストスコアは80
今はだいたい95前後ですけど(笑)。昔はプロの先生と一緒に回ってたんですよ。
ランニングは本店部会の影響で始めて、鴨川沿いを週1〜2回走ってました。
今年京都マラソンで膝を痛めてちょっとお休み中ですが、治してまた来年も挑戦したいですね。


会社と事業
■ 「画箋堂に行けばなんとかなる」 京都の画材店の使命



── 画箋堂さんは老舗の画材店ですよね。
山本:はい。河原町五条で100年以上続くお店です。
うちはBtoBとBtoCが半分ずつくらいで、一般のお客様には絵具や筆、額などを販売しています。
「額装」も得意で、絵だけでなく陶器や立体作品まで飾れるように加工します。
作品を“守る”ことも“魅せる”こともできるのが額の魅力ですね。






── 学校との関わりも多いと伺いました。
山本:京都精華大学、京都美術工芸大学、京都市立芸術大学にお店を構えています。
特に市立芸大は無人販売+キャッシュレス決済で運営していて、
「夜でも買える」って学生さんに好評なんですよ。セキュリティーもしっかりしているのでトラブルもほとんどなくて。
── すごい!新しい形ですね。
山本:学生さんが頑張る時間帯に寄り添いたくて。
うちは在庫が3〜4万種類あって、ほぼ年中無休。
“画箋堂に行けばなんとかなる”と思ってもらえるようにしています。
■ 学生と一緒にアートを広げる「BORDER!(ボーダー」
── 「ボーダー」というイベントもされていますね。
山本:はい、学生さんたちと一緒にやっているアートフェスです。
地域の方に「アートっておもしろい!」と思ってもらいたくて、
半年くらいかけて企画を練って、作品展示やワークショップをしています。
若い人たちと一緒に作る時間は本当に刺激になりますね。


部会活動
■ 本店部会は「帰ってこられる場所」
── JOCの本店部会では部会長をされています。
山本:はい。本店部会は“帰ってこられる場所”というか、
自分にとってホームグラウンドのような存在なんです。
気を使わず、素のままで話せる仲間がいるのが魅力ですね。


── 活動もにぎやかですよね。
山本:今年は“学び”よりも“つながり”重視でやっています。
総会や納涼会、これからはクリスマス会も。
肩の力を抜いて、楽しめる時間を大切にしたいと思ってます。
■ 「オペラ座の怪人」から始まったJOC人生
── JOCに入会したきっかけは?
山本:最初に参加した新入会員歓迎会で、突然「オペラ座の怪人」が始まって(笑)。
「なんじゃこの会は!」って衝撃でした。
でも、それで一気に心をつかまれましたね。
その後、本店部会で嵐電貸切の事業とかにも参加して。
「JOCって本気で面白いことするなぁ」と感じました。
事業内容 ⇩
https://jr-ownerclub.jp/20/kangeikai.html
── 委員長としても活躍されていましたよね。
山本:委員長として第23期の2年目に「未来を描く」をテーマに特別事業を開催しました。AIを活用した資料作成や、画像生成にも挑戦しました。1年目の京セラ美術館での事業も大変でしたけど、
「京セラ美術館で事業が出来たことがすごく良かった!」って委員会メンバーに言ってもらえた時は、ほんとに嬉しかったです。
みんなで作る過程は、学生時代の文化祭みたいでした。






■ アート教育で「自分を表現できる子」を育てたい
── 今後の展開について教えてください。
山本:最近は子どもの感性を育てるアート教育に力を入れています。
絵を“うまく描く”じゃなく、“自分を表現する”ことを大切にしてほしくて。
オンラインのアートスクールや出張授業も始めました。
■ 新入会員へメッセージ
── 最後に、JOC新入会員へのメッセージをお願いします。
山本:最初はちょっと緊張すると思うけど、
一歩踏み出せば温かく迎えてくれる人ばかりです。
顔を出していくうちに、自然と仲良くなれる。
部会長としても、そういう“つながるきっかけ”を作っていけたらと思っています。
■ 取材後記
穏やかな語り口の中に、家業への誇りと人を想う温かさがにじむ山本部会長。
家族や地域、仲間を大切にしながら、アートの力で人と人をつなげている姿がいつも印象的です。
「ホームグラウンド」という言葉が、まさに山本部会長そのものを表しているようです。
記事作成 コミュニティシェア委員会 春木・林・玉木
