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上海視察

こんにちは。

企業研究委員会 壬生部会の 川島です。

昨年の夏に、とある事情で急遽上海出張となりまして、その時に視察した凄いスーパーを紹介します!

以前、酒井担当幹事が上海事情をブログ書かれておられ、キャッシュレスが浸透していることをレポートしていただきましたが、私も現場に行って凄さを目の当たりにしました。
※酒井担当幹事のブログはコチラ

今回は酒井さんのレポートにはなかった、スーパー

盒马鮮生「ハイマーシェンシャン」を紹介します。

盒马鮮生はアリババが出資している食品スーパーです。

日本でも、イトーヨーカドー等スーパーも生鮮食品のECには参入していますが、なかなか成功という

話は未だ聞いておりません、Amazonも一部地域のみ生鮮食品が最短4時間で届くという

Amazonフレッシュを開始しましたが、これも成功しているという声は聞こえてきません。

日本ではまだまだ生鮮食品のECの成功は難しいようです。

盒马鮮生では、半径3㎞圏内に最短30分でお届けするというサービスです。

見た目は普通のスーパーです。

値札は紙ではなく、電子ペーパーでした、データで書き換えができるみたいです。

ブラックバスも売ってます、たぶん2000円弱、高級魚ですね、

ザリガニも食べるみたいです・・・。かなり臭かったです・・。

この人たちが、お客さんが注文した商品をピッキングしています。

店内は、お客さんよりもこのピッキングする人たちの方が多かったです。

ピッキングが終わると、この機械にひっかけて、レールでバックヤードに運びます。

効率化を徹底しており、バックヤードまで運ぶ手間を省いているみたいです。

こうやって運ばれていきます。

バックヤードのその先が気になったので、裏口も覗いてきました。異様な雰囲気です。

100台くらいのバイクが泊めてあり、50人くらいの若い人が荷物が来るのを待ってました。

この人たちが荷物をバイクに積んで配達に向かっていきます。一件当たり170円くらいらしいです。

今回見て感じたのは、人件費の比較的安い中国だから成り立つビジネスであり、

人件費が高く、人手不足の日本での成功は少し厳しいと感じました。大手スーパーがなかなか成功しない訳が

わかったような気がします。

今回、仕事で縫製工場の現場を見てきましたが、上海から車で一時間程度の工場で、人件費が約10万円

ただし、従業員がもらえる額は、7万円程度、税金、保険料等で43%徴収されるみたいです。

工場の社長曰く、20年前だと人件費は2万円程度だったらしいですが、今は5倍の10万円。

人件費、材料費は高騰しているのに、実際の製品の値段は、逆に下がっていると・・。

と言われると言い返す言葉は無かったのですが・・・。確かに衣料品の値段は

20年前から比べると、ユニクロ等ファストファッションの台頭で劇的に下がっております。

なので、縫製等は、人件費の安い第三国へどんどん移行しています。第三国もどんどん人件費が上がっていくでしょう、そうすれば第四国とか出てくるのでしょうか・・?

今回いろんな現場を見て感じましたが、ECやリアル店舗等物の流通や、お金の決済、ウィーチャットなどモバイルの進化等、いろんなものが劇的に変化を遂げているなと目の当たりにしました。

 

私も6年前に部会の研修旅行で上海に訪れましたが、6年も経てばいろんな事が劇的に変化してると実感し非常に勉強になりました。

やはり百聞は一見にしかず。

 


この記事の作成者:企業研究委員会

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。