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昼間のパパは・・・

イノベーティブ研修委員会の西垣です。

めっきりコロナ関連の話題ばかりですが、いかがお過ごしでしょうか。

近頃は同じ場所にいなくても打合せが出来るWEB会議が話題となっているようです。ビジネスシーンだけでなく、大学の授業や塾の授業など、パソコンやスマホさえあればどこにいてもリアルタイムでつながることが出来るとのこと。

当社は製造業であり、ほとんどの社員が出社してきますので社内ではこのWEB会議を活用するシーンがないのですが新しいモノへの挑戦ということで何かできないかと考えたところ、社員の家族にヴァーチャル工場見学をしてもらおうと考えました。

子供たちも学校へ行くことができず、ストレスをかかえているはず。これはお母さんにとっても大変なストレスではないか…

そこでこのヴァーチャル工場見学をしてもらえば、きっとその時間は子供達にとって『お父さんの働いている会社はこんな感じなんだ!』とか『お父さんの働いている姿ってこんなんなんだ!』とか思ってくれるかも。さらにお母さんにとっては子供達が画面に集中している間は少しばかり休んでもらえるのではないかと…

ということで実現に向けて方法や日時など検討し、4月15日からの毎週水曜日、午後2時から30分間4週にわたっての開催。もちろん進行は私がタブレットを持ち歩いて各部署を訪問し、閲覧者からの質問があればその場で社員と対話してもらう。そんないつもと違う日常があっても面白いのでは!と企画しました。

社員からの質問にしっかりと答えられるよう準備を整え企画書を作成し、いざ社員へ提出した二日後…

『これ…いいですわ…』と製造部長からの一言。

『えっ!いいですわのいいって良いってことよな??』

『いえいえ、やめときましょってことです…』

嘘や~ん…

『こんなんアカン??』何が間違えてたのか聞きたかったので確認すると

『企画は楽しそうでめっちゃありがたいんですけどみんな恥ずかしいって言ってますわ。あと、お母さんも子供にスマホやタブレットを渡すと何するかわからんのでむしろ休まらんらしいです。全体的にちょっとまだ子供達の年齢が早いいかもしれないです。とはいえ、我々や我々の家族を思いやってくださる気持ちはものすごくありがたいのでその気持ちだけで充分です』

なるほど…よくよく聞くと、この企画にものすごく喜んだ社員もいたそうでちょっとした話題になったそうです。ただ、社員で一つの答えを出すとなるとやめておこうということだったそうです。

いつもながら社員から色んな勉強をさせていただいてます。今回は、企画自体がどうかということではなく、社員一人一人がどんな思いで会社に来てるのか、社員一人一人の性格、わかっているつもりでも全然わかっていないんだなと、感じましたし、そもそも社長という立場から提案された社員の気持ちを考えるとNOとは言えないよな…

ん…『NO!』って言われたよな。。。

当社ではこのような私と社員とのやり取りは日常でして、私の思いつきから社員を振り回しているので最近では社員に叱られることがしばしば…
本音で話をしてくれる社員がいて僕はホントに幸せです。(それかよっぽど嫌だったのか…)

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この記事の作成者:イノベーティブ研修委員長 西垣

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。