Plan

第21期事業計画

第21期 テーマ「10年先を共創する」

昭和54年(1979年)に発足した京信ジュニア・オーナー・クラブ(以下、JOC)は、本年(2019年)2月に創立40周年を迎え、昨年10月には世界遺産・二条城にて40周年記念事業を開催しました。歴史と伝統を築き上げてくださった諸先輩、発足時から献身的に会を支えてくださっている京都信用金庫の皆様、そして現役会員、500名以上の方にご参加いただき、大いに盛り上がったのは記憶に新しいところです。


また、私たちの母体である京都信用金庫のご尽力により、第19期(2015年4月~)からの4年間で350名近くの会員が新たにJOCに入会しました。その結果、平成26年度末(2015年3月末)は382名だった会員数が平成31年度末(2019年3月末)には582名となっており、この間で会員数は200名(52%) 純増しました。 このように、関係者の暖かいご支援やご協力をいただきながら、JOCには多くの熱意ある若手経営者が集まり、仲間とともに自分たちの手で活気あふれる活動を営んでいます。中小企業にとって非常に厳しい経営環境が続くなか、地域金融機関を母体とする経営者の会で、これだけの規模、これだけの熱量をもって自主運営をしている会は、日本全国を見渡してもJOCだけではないでしょうか。

なぜ、JOCは「オンリーワン」の経営者の会であるのか。それは、JOCと現役会員や諸先輩、京都信用金庫、地域社会(コミュニティ)といったさまざまなステークホルダーとの間に何かしらの「共通価値」が見出されているからだと思います。


4月から始まったこの第21期は「10年先を共創する」をテーマに掲げ活動を行ってまいります。「共創」とは「多様な立場の人たちと対話をしながら、新しい価値を共に創りあげること」をいいます。 環境や価値観が著しいスピードで変化する時代にあっても、JOCが持続的な成長をしていく会であり続けるために、この2年間はできるだけ多くの「人と人との交わり」の場を設けます。そして、そこから10年先のコミュニティやJOCを担う「人」や「想い」、「共通価値」が創り出されることを最大の目標とします。

基本方針

JOCの目的である「交流」と「学び」。 JOCの最大の特徴は、地域金融機関を母体する経営者の会でありながら、これらの目的を達成するために自分たちの手で「会務運営」する点にあります。それに倣い、第21期の基本方針は「交流」と「学び」、「会務運営」の3つを柱とします。

1.交流

2.学び

3.会務運営

事業方針

前述した基本方針を踏まえ、以下に掲げる事業活動を展開します。

組織委員会の設置

部会長と連携して新入会員の部会・本部への参加促進をはかる。

総務委員会の設置

総会の運営やシステムの管理など会のインフラを整備するともに、本部委員全体の会務運営の抜本的見直しをはかる。

厚生委員会の設置

会員の交流を促進する事業を行うとともに、本部委員ではない会員が本部事業の運営に携わる機会を創り出す。

広報委員会の設置

事業活動や会員に関する情報発信を行うことで、会員の交流促進をはかる。

例会委員会の設置

最大規模の事業である本部例会を通じて、会員の交流を促進するとともに、他の事業活動への参加を促進する。

リーダーシップ研修委員会の設置

経営者である会員にとって必要不可欠な資質である「リーダーシップ」をテーマとした学びの場を提供する。

イノベーティブ研修委員会の設置

環境や価値観の変化に適応した経営を行うための基礎となる新しいアイデアや価値観、技術に関する学びの場を提供する。

価値創造プロジェクトの設置

今はないけれども、10年先のJOCに必要なもの、もしあればワクワクするものを考え、それらを実験的に形にする プロジェクトを発足させる。また、本部委員ではない会員もプロジェクトメンバーとすることで、本部事業の運営に 携わる機会を創り出す。

若手会員・女性会員の積極的な本部委員登用

10年先のJOCの担い手となる若手会員や会の多様性を拡げる女性会員を本部委員に積極的に登用する。

特別事業の開催

後期となる令和2年度に特別事業を開催し、できる限り多くの会員が本部活動に携わることができる機会を創るとともに、JOCの10年先につながる「交流」と「学び」の場を提供する。