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JOCの絆

 

皆さま、いつも大変お世話になっております。
JOC第21期-価値創造PJ及び吉祥院部会の田中です。

PJでは昨年、「未来創造」をテーマに事業を行わせていただきました。私たちの10年後20年後、その先の未来に焦点を当て、「過去の物や出来事が現在どのようになっており、またこの現在から未来をどう予想できるか」という想像を膨ませるようなお話しを西村先生に講和いただきました。
さらに「未来のJOC」パートに参加していただきました皆様とディスカッションを行わせていただき未来脳の構築に努めました。未来の経済やあったら良い物など素晴らしいご意見を共有できたと思いますが、現在世界で流行している新型コロナウイルスの感染拡大は、想像もつかない事態になりました。
新生活様式が求められ、マスクの着用や手洗い、アルコール消毒など私生活で今まであまりやっていなかったことが当たり前になりました。経済活動を行う企業へ与える影響も大きく、外出自粛やテレワークの推奨など民間企業のみならず行政や国、世界全体までもが受けたダメージは相当のものだと感じます。弊社も多分に漏れず「お客様と対面が基本となる仕事」で、訪問ができないなど影響がかなりありました。皆様におかれましてコロナの終息と事業の発展・回復を心よりお祈りしております。

前置きが長くなりましたが吉祥院部会で生まれたものを紹介させていただきます。
製造業が多い吉祥院部会員の㈱西川製作所・西川さんが「コロナ禍の現在、最大パフォーマンスの手指消毒機が世の中に少ないため、自分たちのチカラで消毒機器を作れないか?」とオリジナル消毒機の設計開発試作を決意されました。
しかし自社だけではできないことが多い。彼はJOC吉祥院部会のメンバーと協力すれば完璧なものができるのではないか?と考え、毛戸製作所・サンコーエンジニアリングプラスチック・山田紙業に声をかけ、製品試作開発に協力を要請しました。販促につながるチラシやデザイン、映像などの制作には、㈱NINI・㈱シネマギックス・㈱ichi-dに参画してもらい、JOCの絆をもって連携し、2020年8月手指専用自動消毒機「Coless」が完成しました。

完成に至るまでに紆余曲折がありました。筐体のデザインや電源スイッチの場所、ランプの色合いに至るまで、関わったプロジェクトメンバーで本当に細かな打ち合わせを何回も重ね、意見を出し合いました。時には議論に熱が入り言い合ったりもしました。時には良い試作ができたときはみんな笑顔で喜び合う。こんな経験は「Coless」の製作がなければできなかったことで、私自身とても貴重な経験ができました。
今までのJOCでは勉強や交流を通じて相互学び合い、交わり合ってきましたが、一つのプロジェクトに対して目標に真っ向から向かい、取り組み、そしてやり遂げたことに感動を味わえたことは本当に素晴らしい経験を得たと心から思います。このJOCの絆から生まれた「Coless」を京都信用金庫吉祥院支店の村田支店長に一番に贈呈させていただき、現在京都信用金庫本店ロビーでも利用いただいています。

私は部会長として贈呈に携わっただけですが、西川さんのやり遂げるパワーと、JOC内でこんなに連携が取れるということを身近に感じました。西川さんの思いが、関わった企業に伝わり思いを一つに取り組めたことは西川さんのリーダーシップのチカラだと思わされました。毛戸さんが全企業をまとめ上げ、その意見を作り上げる全企業、すべての要素で一つのものができるこの結果に私はこの感動を一生忘れません。
こんなコロナの未来は想像していなかったですが、こんなに素晴らしい方たちと仲間になれたことも想像できませんでした。大変な世の中になりましたがこれからも仲間として協力・連携を取り合い様々なことを乗り越えていきたいと思います。

西川さん、参画いただいた皆さんありがとう!

PS…Colessご入用の際は吉祥院部会 ㈱西川製作所 西川 直人さんまでお問い合わせお願いいたします。

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この記事の作成者:価値創造プロジェクトリーダー 野田

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。