ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 監査幹事 上田(洛北)
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし(方丈記冒頭)
【現代訳】
河の流れは途絶えることがなく、流れる水はもとの水ではない。
水の泡は、一方では消え一方ではできたりして、いつまでもそのままの状態で存在していない。
それは人や住処も同じである。
皆さま、3月いかがお過ごしでしょうか?21期もあと残り僅か。
最後までコロナに翻弄された21期後半。
12月、臨時総会では総括のあいさつをさせていただき相変わらず人前で話すのが苦手で練習しても緊張しまくりでした。
苦手なことにチャレンジする、これもJOCで自らをスキルアップできるところです。
あいさつでは最後にコロナ禍の逆境で立ち上がる第22期須田代表幹事を応援してほしい、まず参加することが応援とお話しましたが、参加することで自らのスキルアップとしての考え方や気付き、価値もあります。
そしてJOCの最大の特徴である自主運営に、部会でも本部でも携わっていただけたらさらに気付きや経験も得られます。
まず参加することで『知り合い』が増えます。
運営側に回ることで事業運営を要とした『仲間』となります。
仲間とは“間”に共通目標=“仲”を持った集団。
寂しい話、仲間は共通目標を達成したらそこまでで離れてしまいますが目標に向けて取り組む過程でお互いを助け合い、分かち合う中で絆ができ『友達』、“友”に“達”します。
JOCには友達を作りやすい環境が揃っています。
経営者は孤独です。友がいることで変わりえることもたくさんあると思います。
ぜひ皆さんもたくさんの友を、JOC活動を通じて見つけてもらえれば幸いです。
私は基本的に一匹狼タイプ、人に頼らず自分で何とかしようとする傾向にあり、人付き合いがうまい方ではないので1人が楽と思っていましたがJOCで助け合うことの大切さ、皆で出し合う意見から素晴らしいものが生まれること、組織運営の大切さに気付かされました。(これは自社に戻った時、とても参考になりました)
誰かと同じ目標を目指すことの喜びや難しさを知るってなかなか学生以降にできるものではないし、このような状況だからこそ見識を広めるためにもぜひ進んでご参加いただければと思います。
自分は常識はずれなこと言うてしまいそう…空気凍らせてしまいそう…などは心配いりません!
私自身は実際、空気凍らせてしまってもあたたかい目で助けてもらいました(笑)
JOCの土壌はそのような人にも寛容です。
それに、常識にとらわれた中では新たなものは生まれません。少しくらいぶっ飛んでる方がよいのかもしれません。1を5にすることも大変ですが0から1を創造するのはもっと難しいのではないかと思います。
より多くの会員さんが運営に参加してJOCに新たな価値を創造していってほしいと強く願っています。
入会、卒業、世代交代の新陳代謝。
社会情勢に合わせて技術や考え方が様変わりし、複雑化や簡略化しても42年の歴史、様々な困難があっても京都信用金庫の皆さま、ご尽力くださった先輩の皆さまの努力が詰まったJOCのいいところはこのまま残し、この先も素晴らしきJOCであることを祈念しています。
JOCでは喜怒哀楽、良いも悪いも本当にたくさんの経験をさせていただき友達もできてお世話になり感謝しかありません。面白くないとか楽しくないって思えるのもまた自分の中で優先順位が上位にあった証拠です(興味がなければそれも思わない)
有るのが当たり前だからありがたみに気付かないことって皆さん経験あるのではないでしょうか。
45歳(人によっては46歳)までという限られた在籍期間、人生は45歳から先も長く続きます。
それまでにぜひJOCでも最良の友を見つけてください!
長文になってしまいましたが私のブログもこれで最後です。
今までも、そして今日も最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。