不測の事態と人間の強さ
皆様、こんにちは!
21期副幹事長(交流)伏見部会 篠原 嘉孝です。
耳が痛いくらい毎日のように耳にするし、一番の悩みのタネの「コロナウイルス」。
一体、いつに収束するのか?自身の会社への影響はいつもで続くのか?究極には日本経済はどうなってしまうのか?など出口の見えない状況に悶々とされている方が多数おられると思います。
未曾有の事態が発生したときにさまざまな場面で躊躇してしまうのが人間だと思います。
話は変わって、時間は2012年まで遡ります。
弊社、(有)京和梱包運輸は2012年8月に発生した「宇治ゲリラ豪雨」によって、社屋(事務所・倉庫)が全て水没してしまいました。
お盆休みの入り口で、気持ち的にも一番緊張感がないときに、会社付近に住んでいる従業員から一報があり、飛んで向かいました。
会社全体が膝上くらいまで浸水している光景を見て、一瞬他人事にしか思えない自分がいました。まるでテレビのニュースを見ているような・・・
正気を取り戻したのは、従業員の激励でした。「動かな仕方ないでしょ!?」その言葉でようやく足が動きました。
掻いても掻いても引かない水、濡れて傾いた商品、絶望の中必死に水かきをしました。
半ばあきらめて、顔をあげた瞬間、予想外の景色が眼下に広がりました。従業員他、従業員のご家族、お客様、自分の家族が一緒になって作業を手伝ってくれているのです。
惨めで、恥ずかしくてけどそれ以上に嬉しくて号泣してしまいました。私は一人きりじゃなかったんだと。
また、応援くださったJOCの先輩にも大変勇気づけられました。
おそらく、この瞬間、私の価値観や人生は変わったんだと思います。
その後、色々大変でしたが、ご協力いただいた皆様のお陰様で、現在弊社は元気に経営を続ける事が出来ています。
長々と昔話を書きましたが、何が言いたかったかと言いますと、人間(会社)はどうにもならない事態に陥っても、仲間がいれば何とか乗り切れるという事。
その為に私たちは、縦と横のつながりを大切にして、一日一日を大切に過ごす必要があるのだと思います。
コロナウイルスの影響でなかなかJOC会員の皆様と会えないのはさみしい限りですので、早く収束して皆様の元気なお顔を本部事業や部会活動で見れることを切に願います。
皆様に感謝。
※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。