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【会員紹介 Vol. 011】 洛南部会 木村 泰久さん

 

こんにちは!

洛南部会 木村 泰久 (きむら やすひさ)と申します、どうぞよろしく♪

1974年11月16日生まれ

18期後半の入会、JOCは来年で卒業、合計7年の在籍となりますね。

今期は総務委員長をさせていただいております。

あだ名は”スリッちゃん”と呼んでいただけたら嬉しいです。

 

Q:会社名・仕事内容及び自社の強み、仕事に対する思いをお聞かせください。

A:『キムラスリッター』という小さな工場を営んでいます。

「スリッター」(フィルムの裁断加工)を生業としています。

あだ名の由来です、「スリット」とは生地状のモノをまっすぐ切り裂くイメージです。

長さを切り詰めていく「カット」に対して、幅を落としていく切り方ですね。

 

取扱っている材料は主に食料品の包装に使用される透明なフィルムです。

(フィルムメーカーが製造されたモノを指定の幅や距離にリサイズして印刷工場に出荷しています。)

 

あとは金銀のキラキラしたフィルム、「金銀糸」と呼ばれるラメ糸になる材料なども多く取り扱っています。

(色付けされたキラキラフィルムを裁断して次工程の工場に引継ぎます。最終的に着物の帯地やパンストのラメ糸になります。)

↑ これはプロ野球でホームチームが勝った時に撒かれるコンサートテープです、こんな風に縦にきる加工が「スリット」です。

 

 

ウチはこの「切る」という作業に特化して、小ロット多品種短納期を強みとしています。

 

私自身現場最前線で加工しまくっている町工場のおっちゃんで、ずっと製品と向き合って入れたら良いなと思っています。

取引先の営業の若い方に「こんなんできませんか~?」「何とかこれなりませんか~?」みたいに言われると

ウズウズしてしまうタイプです。(儲からん仕事ばかりですが。。。)

 

Q:仕事以外でいま自分が一番熱くなれるものは何ですか?またその面白さを教えてください。

A:JOC活動ですね。 正直、毎日JOCのことを考えてしまいます。

魅力的な人にメッチャ出会えます。為になる面白いお話しがたくさん聞けて、勇気が沸きますよ!

 

Q:自分が成長できるように常に心がけていること、または自分ルールを教えてください。

A:物事はすべて「先につながっている」と改めて意識することを心がけています。

僕は不真面目というか、根気がない人なので「これで終わり!」って中途半端にしてしまうことが多いんですね。

なので、「先につながるイメージ」を意識して粘り強くありたいと思っています。

 

Q:好きな言葉、座右の銘、または人に言われてご自身に一番響いた言葉があれば教えてください。

A:「親父さんと向き合いなさい」

学生の時にバイト先のマスターに言われた言葉です。

父は創業者でとてもまじめで特に仕事は妥協なしの超が付く努力家でした。

家業(父)への憧れもありながら、父に挑んでも勝ち目がないのでフラフラと適当に違う道を選ぼうとしていた当時の自分には妙に刺さった言葉でしたね。大変なことも多いけれど、向き合って本当に良かったと思っています。

 

Q:成功、失敗、喜怒哀楽など人生で一番印象に残っているエピソードを教えてください。

A:長男が生まれた時のことでしょうか。立ち会ったのですが、生まれる時に助産婦さんが嫁さんの腹の上に乗って押しまくるわ、

先生は手を突っこんで何か言うてるし、嫁さんは叫びまくってるわで。

嫁さんが死んだらどうしよって!

それなのに邪魔やから、そこに座っとけって言われて、ポツンと何も出来ず畳の上で正座して泣いていたんです。。。

思い出すだけでゾッとするし、ホンマに自分の無力さに愕然としました。ああ情けない。。。

でも母子ともに無事でホンマに良かったです。実は僕は嫁さん大好き人間なんですよ。(笑)

 

Q:尊敬する人。またその理由を教えてください

A:尊敬する人、今の僕の周りに山ほどいます!!

JOCの先輩や幹事団、委員会にもいてくれて。共通しているのは「親身になって考える人」というところ!

愛情深いというか、素晴らしいし、ホンマにステキな人やなーっていつも思います。

 

Q:これなら誰にも負けないと思うことを教えてください。

A:助けてくれる人がいます。信じれる人がいます。

皆さんにもいらっしゃると思いますが、負けないと思える素晴らしい人が周りにいてくれています。ああ幸せ♪

 

Q:学生時代に頑張ったことや学んだことを教えてください。

A:大学時代は一人暮らしで毎日バイトしてましたね。居酒屋さん掛け持ちで、良い仲間やお客さんが多くてめちゃくちゃ楽しかったんですね。繁盛店で自分自身大好きなお店でした。

夕方から夜中まで働いて、スタッフやお客さんとブラブラ飲み歩いて朝になったら学校行って寝る(笑)

自由気ままでしたね、親には合わせる顔もない、ダメ学生でした(汗)

でもおかげでたくさんの人と出会えました、色んな人に色んな生活があって、人って面白いなーってことを学びました。

何よりムカつくのも、心から愛せるのも、一緒に楽しめるのも、それはやっぱり人で。

人と関わり合える幸せを実感できた貴重な時間でした。

 

Q:いま繋がりたいと思っている又、気になっている業種や職業を理由と一緒に教えてください。

A:デザイナーと呼ばれる方とお話がしてみたいです。

僕はいわゆる「センス」が無い人なので、イマジネーションを形にできる人と関わることでセンスを磨きたいですね。

JOCには服装だけじゃなく会話や振る舞いも含めておしゃれな人が多いなぁと思います。

あらゆる場面でセンスの良さは大切だし、自分も磨かないといけないなと感じます。

 

Q:夢を教えてください

A:城陽の金銀糸(ラメ糸)を後世に継承することでしょうか。

僕の住む城陽市は金銀糸の町と呼ばれていて、生産量日本一なんです。

金銀糸を生産するのに色んな工程があり、各工程は専門工場がバトンを次の工程へ引き継ぐ形で生産されます。

キムラスリッターは「大切」(「たいせつ」ではなく「おおぎり」と呼びます)専門です。

この業界も後継者不在と高齢化で存続が危ぶまれています。というか風前の灯火。

国産のラメ糸はとても仕立てが良いので何とか残せたらなぁと、地域でグループを作り、ブランディングしたり色んな取り組みをしています。

 

Q:人に関わる時に大事にしていることは何ですか?

A:先入観を持たないようにしています。

僕の悪い癖で、ついついこの人はこんな人ちゃうかな?と決めつけてしまうところが過去に多かったので、

いざその方と関わる場合は、それまでに耳にした人の噂や意見はなるべく消し去るようにしています。

ちゃんと向き合って感じたモノを信じたいですね。

 

Q:なぜ起業もしくは会社を継ぐと決めたのか教えてください。

A:小さいころから何となく。引き継ぐんだなぁと思っていました。

うちは父が創業というか脱サラして、事業転換して今の仕事に落ち着いたのですが、いつ寝てるんやろ?と思うほど

ずっと仕事してました。今もですが、住まいと工場が隣同士なので子供のころは工場に「おやすみー」とか「ただいまー」て声掛けに行ってました。

両親が頑張って働いている背中を見て育ったので、継続させたい気持ちは自然と備わっていました。

 

Q:自分を一言で言うならば?またその理由を教えてください。

A:野比のび太  

単純に似てると思います(笑)

 

Q:おすすめのリフレッシュの方法を教えてください。

A:カラオケ

ベタですが大声で歌うのが一番スッキリします(笑)

あと最近では

JOCの委員会が癒しの時間になりつつあります(笑)

 

Q:10年後の自分に向けての言葉

A:嫁さんに愛想つかされてませんか?大丈夫?

40代色んなチャレンジさせてもらえているので、

社員や家族には目一杯お返しして~!

 

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この記事の作成者:広報委員長 櫻井

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。