Report事業報告
伏見部会長 部会長インタビュー

伏見部会 部会長インタビュー:株式会社クリーンオネスト 今村哲也さん
― 清掃業から学んだ誠実と継続、そして伏見部会の未来へ ―
プロフィール
株式会社クリーンオネストの代表取締役・今村哲也さん。JOCには第19期に入会し、現在は伏見部会の部会長を務めています。学生時代からビリヤードに熱中し、社会人としての第一歩もその情熱の延長線上にありました。しかし、現実の壁に直面した後、清掃という新たな道に挑み、今では地域に根差す信頼の経営者として活躍されています。


会社と事業
今村さんが率いる株式会社クリーンオネストは、住宅・事務所・店舗などの清掃業務を中心に展開。加えて、鳩よけネットの設置やステンレス製の剣山による鳥害対策工事など、建物保全に関する幅広い業務を手がけています。どんな現場でも“汚れを落とすことに誠実である”という理念を貫き、細部まで丁寧に仕上げる姿勢が顧客から高い評価を得ています。
個人事業「今村美装」として25歳で独立した当初は、資金繰りの苦労や未払い問題など、試練の連続だったといいます。「従業員を守るために消費者金融から借金したこともありました。でも、その経験が今の自分の支えになっています。」地道な努力と顧客との信頼関係を積み重ね、30歳で法人化。以来14年間、地域に密着した清掃会社として事業を継続しています。
「掃除って、ただ汚れを取るだけじゃなくて、空間も心も整う仕事だと思うんです。やり始めると止まらなくなる性格で、つい範囲を広げてしまう(笑)。でも、それが自分の性分です。」









部会活動
伏見部会では、地域社会とつながる活動を重視しています。特に今期は、各支店周辺での『清掃活動』を定期的に実施。メンバーが夢中で清掃する姿は、まさに“地域を綺麗にする仲間”そのものです。
現在、伏見部会には35名のメンバーが在籍。若手メンバーも増え、活気ある雰囲気が特徴です。「僕が入ったころは怖い先輩も多かったけど(笑)、今はみんな仲が良くて雰囲気がいい。不活性会員もいるけど、LINEで声をかけて関わりを持てるようにしています。」と語ります。






JOCでの経験
今村さんがJOCに入会したのは10年前。きっかけはビリヤードでの縁でした。「ビリヤードのイベントを手伝ってくれと言われて参加したら、みんな楽しそうで。『ここならやっていけそう』と思いました。」
印象に残っているのは、JOCの仲間の熱量。「みんな本気でJOCにも仕事にも向き合ってる。そんな姿を見ると、自分も頑張らなあかんなと思うんです。」
今後の展望と新入会員へのメッセージ
「伏見部会が好きなんです。だからこそ、最後は“全員が集まる何か”をやりたい。35人全員で笑って終われるような事業を実現したい」と今村さん。
また、新しく入る会員に向けて次のように語ります。「僕が入ったときは右も左もわからなかったけど、声をかけてくれる先輩がいて助けられました。だから今度は僕たちが“声をかける側”にならないと。直接の声かけこそ、人との縁をつなぐ第一歩だと思います。」
取材後記
取材中、今村さんは終始穏やかな笑顔を見せながらも、仕事の話になると一気に熱を帯びた。その姿からは、清掃業という仕事への誇りと、仲間やお客様への感謝の気持ちが伝わってくる。地域をきれいにし、人との絆を大切にするその姿勢が、伏見部会の明るい雰囲気の源であると感じました。
取材 コミュニティシェア委員会 戸田 木村 林 玉木
