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第6回北大路部会員紹介 (紫絋株式会社 野中淳史さん)

皆さん、こんにちは。

北大路部会の古和田です。第6回目の北大路部会員紹介です。

今回も前回に引き続き新入会員さんの 紫絋株式会社 野中淳史さんです。

紫絋株式会社

紫紘株式会社は去る2007年に逝去した山口伊太郎により、
1954年に設立されました。前身は1920年に設立された山口織物所です。
「山口織物」と混同されますが、この会社は実弟の山口安次郎創立の会社です。
1901年に生まれた伊太郎は小学校は卒業し、すぐに奉公に出ます。
3歳年下の安次郎は実家で機を織り、兄弟仲良く家計を助けます。
第二次世界大戦後、B級戦犯であった伊太郎は実業に就くことはかなわず、1951年に漸く織物業を再開します。
紫紘株式会社は西陣ではめずらしい帯地製造卸一貫の企業です。
お取引は直接、全国の呉服店、百貨店とさせていただいております。
織物の設計に関しては、1970年代後半から自社開発の画像処理システムを用い、紋織の究極を努めた山口伊太郎制作の「源氏物語錦織絵巻」を完成させました。
この作品は、19世紀初頭(1801年)にJaquard (ジャガード)機を発明制作したジャセフ・マリー・ジャカール氏、および、明治期に技術研修に渡仏留学した西陣よりの伝習生による技術移転の歴史を奉賛し、それに報じるべく、フランス国立ギメ・アジア織物博物館に寄贈、永久所蔵されています。
創業者、山口伊太郎の「千年以上前にすでにある技術、表現にとどまらず、自分というものがなければいけない」という言葉に従い、紫紘株式会社は伝統の上に新たな創造のある織物制作にたずさわっています。

前回のタイヨウネクタイ株式会社さんと同じように特殊技術の現場はこんな感じです。

作業音が聞こえてきそうな迫力のある写真ですね。

8月1日に株式会社吉田さんに訪問させて頂き作業現場を実際に見学しましたが、
1つ1つが本当に細かい作業でした。

今期の新入会員さんの4名のうち3名が糸、織物に関わる仕事をされています。
これも何かの縁かもしれませんね!

座って仕事されてる方が気になりますが、立っておられるのが野中さんです。
それにしても背が高い!
「また事業等で見かけたら声をかけて下さい」とおっしゃってました。

今後も北大路部会員の紹介にお付き合いのほど、宜しくお願い致します。


過去の記事は下記よりご覧いただけます。
>>「第1回 北大路部会員紹介(株式会社ベイシストの黒木さん)」

>>「第2回 北大路部会員紹介(株式会社フラットエージェンシーの吉田部会長)」

>>「第3回 北大路部会員紹介(株式会社 山中工務店の山中副部会長)」

>>「第4回 北大路部会員紹介 (健康和惣菜 ながいきおまめ 蔵立晋伍さん)

>>「第5回 北大路部会員紹介(タイヨウネクタイ株式会社 松田梓さん)」


この記事の作成者:北大路部会

※本記事は、各会員が、思い思いに書いておりますので、京信ジュニア・オーナー・クラブの正式見解ではありません。