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丸太町部会 部会長インタビュー

カテゴリー:丸太町部会

丸太町部会 ライフウィズ株式会社 佐々木 隆吏さん

― ―みんなが活躍すれば世界はもっと良くなる ―

プロフィール


ウィズグループ代表であり、丸太町部会の部会長を務める佐々木隆吏さん。
立命館アジア太平洋大学(APU)の1期生として学び、英国のブラッドフォード大学大学
院を経て帰国。帰国後は政治家の秘書を経て、25歳で京都市会議員選挙に初挑戦も66票差で惜敗。

京都トヨペットで新車営業マンとして浪人期間を過ごし、29歳で京都市会議員に初当選。その後、市会議員として活動し、33歳で辞職。京都府議会議員選挙へ出馬するも惜しくも落選。
政治の世界から民間へ戻り、顧問業とサラリーマン生活を経て、自身の価値観に向き合いながら複数の社会事業へ乗り出し、人材派遣・障害者就労継続支援・グループホーム運営など、多岐にわたる事業を手がけています。

穏やかな語り口の中に強い覚悟と優しさがにじむ方で、人の人生に深く関わる仕事に真正面から向き合う姿勢が印象的です。

会社と事業

佐々木さんが代表を務めるライフウィズ株式会社は、人材派遣・人材紹介を中心に事業を展開しています。加えて「スマイルウィズ株式会社」という就労継続支援 A 型事業所、さらに障がい者向けグループホームを運営する「NPO 法人ステイウィズ」も手がけています。

創業のきっかけは、顧問先が京都事業を閉める際に「事業を引き継がないか」と声をかけられたことでした。

「自分で自分を派遣するところからスタートでした」と笑いますが、その裏には多くの苦労がありました。

事業を続けるなかで最も大きな転機となったのが、働く意欲は高いのに受け入れ先がない障害のある方々と出会ったことです。

派遣会社として面接する中で、やる気に満ちた若者が「障害があるから」という理由だけで選択肢を失っていく現実を何度も目の当たりにしました。

そこで立ち上げたのが就労継続支援 A 型事業所・スマイルウィズでした。

本業の派遣業と組み合わせ、派遣先の仕事の一部を切り出して A 型の仕事として請け負うことで、リフト作業の補助・清掃・伝票仕分け・お菓子の製造や梱包など、無数の業務が「障害のある方の仕事」として新たに生まれていきました。実社会に近い仕事を目指し縫製工場も立ち上げ、だんじりやお祭りの法被制作、警備制服のワッペン付けなどの受託作業にも取り組んでいます。

A 型事業所を続ける中で、家庭環境の深刻さにも触れるようになります。

「自立に向けて努力しているのに、家庭環境が足を引っ張ってしまう。」

A 型事業所では家庭の問題に踏み込めない限界を感じ、本人が安心して暮らせる場所としてグループホームを開設。1 棟目はすぐ満室になり、行政や病院からの要望も増え、2 棟目を開設しました。今では京都で一番綺麗でおしゃれ、ホテルライクな施設と言われています。

施設紹介の Youtube 動画はこちらから
https://youtu.be/eZtQ2r_YlTw?si=rMh0FjqJHXE77Um4

「本気で働きたい・自立したいと願う人に、チャンスがない社会であってはいけない。」

その言葉は、佐々木さんの仕事観を象徴しています。
足を引きずりながら必死に面接に来た一人の若者の姿から、「本気で働きたい」という意思がひしひしと伝わり、胸を打たれたと言います。

「この出会いが、派遣・A 型・グループホームと広がっていく原点になりました。」
佐々木さん自身を福祉の世界へ導く“起点”になったという印象的なエピソードでした。

部会活動

丸太町部会は会員数こそ少ないものの、参加率が高く結束力のある部会です。

前期ではメンバー同士がお互いの会社を訪問する企画を実施し、それぞれの事業内容や強み・課題を知ることで、実際の仕事依頼が生まれるなど、深い関係性を築く場となりました。

今期は、多部会と連携した勉強会にも積極的に取り組んでいます。
助成金勉強会(北大路部会との共催)、Web マーケティングと AI をテーマにした勉強会(河原町部会との共催)など、学びの機会を拡げています。

「人数が少ないからこそ、フットワークを軽くし、新しい挑戦がしやすい。それが丸太町部会の強み。」

「仲が良いから来るのではなくて、互いを知っているから来る。そんな関係が理想。」

人のつながりを何より大切にする佐々木さんならではの言葉です。

JOC での経験

JOC に入会後は、他の会員の事業・価値観に触れ、学びを深めてきました。
「飲み会の場だけではわからない、人となりや会社の想いを知ると街の景色が変わるんです。今まで街中でただの景色だった会社が、自分の知っている会社になり、知っているお店になっていく楽しさがありました。」

実際、JOC を通じたご縁で、グループホームの食材提供や縫製仕事の受託など、事業面でも良い循環が生まれています。JOC の仲間たちを見て感じるのは本気。

「みんな仕事にも JOC にも本気で向き合っている。そんな人たちの中にいると、自然と自分も成長しようと思える。」

その熱量こそ、佐々木さんにとっての JOC の魅力です。

↑第24期JOC Hatch & Evolve(ハチエボ)で行った龍谷大学での講義の様子

今後の展望と新入会員へのメッセージ

佐々木さんが目指すのは、「誰もが活躍できる場をつくる」というシンプルで力強い未来です。これは事業にも JOC にも共通する、佐々木さんの根底にある想いです。

丸太町部会としては、他部会との交流を深めつつ、部会の学びやつながりをさらに広げていく方針です。新しく入会するメンバーに向けては、次のように語ってくれました。

「JOC は、街の景色が変わる場所です。会社の看板だけでなく、人そのものと出会える。困
っていること、やりたい事があったら声をかければ、誰なりと相談に乗ってくれて、協力し
てくれる。必ず手を差し伸べてくれる会です。活動すればするほど、得られるものが大きい
と思います。」

取材後記

長時間のインタビューの中で、佐々木さんは何度も「本気で働きたいと願う人への想い」を語ってくださいました。

政治家としての経験、事業者としての判断、福祉現場での日々。
そのすべてを受け止め、人の人生と向き合う覚悟を持ち続けている方だと感じました。
柔らかな笑顔の奥にある強さが、丸太町部会の温かい空気を形づくっているのだと思います。

コミュニティシェア委員会 

インタビュー&記事作成:桂田

撮影:玉木

SpecialThanks:今村

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