CSよりも感動を
新年あけましておめでとうございます。
JOC第20期企業研究委員会の委員長を務めております、大津部会の小柳です。
企業研究委員会は平成29年度の事業では、最後(第1回事業 7月)に始まり最初(第3回事業 12月)
に終わるという短期間開催型の委員会でした。
私自身がどのように企画が進んでいくのかわからないまま全力で駆け抜けた半年間でした。
ご参加いただいた会員の皆様のご期待に少しでも添うことができたでしょうか・・・
話は少し逸れますが、先日、経営コンサルタントの小宮一慶先生の本を読む機会がありました。
その本の中で、
CS向上運動では「満足よりうえに感動がある」
お客様が満足されているということは80点である。
感動は期待していた以上のことが起こったときに生じる。
感動すれば人は人に伝えたくなる。
それがマーケティング力である。
と紹介されていました。
特段、新鮮味のある言葉ではありませんが、現在JOCでお世話役をしている立場上気になる言葉でした。
だって、今期の企業研究委員会のテーマは
「大切にしたい会社を学び
感動経営(徳)を習得する」
なんですから。
そこから、年末年始の時間を使い、ベンチマークにご参加いだいた会員皆様にご協力いただいたアンケートを全て読み返してみました。
そこで思いもよらなかった回答があったので少しご紹介させていただきます。
Q1「企業研究事業として訪問した会社は、期待されていた内容と比べていかがでしたか?」
□期待どおり □期待していたのと違った
この問いのアンサーとして、期待していたのと違ったを選択し、「期待以上でした!!」とわざわざ記入していただいた会員の方が少なからずいらっしゃったことに私は戸惑い、また嬉しさを覚えました。
JOCでの企業研究事業は、定員があり、参加したいという会員の皆様にご参加いただけるものではありません。
しかも、開催は平日の昼間。
企画する側として適切に運営ができているとは決して言えません。
ですが、以前ブログで書かせていただきましたが、
企業研究事業の目的は、参加者のたった1人にでもいいから心が震えるような体験をしていただくこと。
そこまでいかなくても少しでいいので何かを感じる体験をしていただきたい。
そんな想いが少しでも伝わり、このようなアンケート結果をいただいたと良い方に解釈し、来年度の企画を進めていきたいと決意を新たにした年末年始でした。
次回の企業研究事業は7月開催予定です。
しっかりと委員会で企画を練ってその日を迎えたいと思います。
企業研究委員長 小柳 圭