京信JOC(ジュニア・オーナー・クラブ)

Report事業報告

【事業報告】令和8年度 第1回国内・海外研修事業 淡路島で学ぶ「人から選ばれる職場環境」

■ 事業名:

令和8年度 第1回国内・海外研修事業 淡路島で学ぶ「人から選ばれる職場環境」

■ 開催日時:

令和8年8月24日(月)8:00 ~ 19:00

■ 開催場所:

淡路島各所

■ 参加者数:

JOC会員:59名

コミュニティ・バンク京信役職員:2名

 

いつもお世話になっております。国内・海外研修委員会の山田 昌樹です。このたび、淡路島にて、令和8年度 第1回国内・海外研修事業「淡路島で学ぶ『人から選ばれる職場環境』」を開催いたしました。

丸一日にわたる研修にもかかわらず、多くの皆様にご参加いただきましたことを大変うれしく思います。ご参加いただいた皆様をはじめ、開催にあたりご協力いただいた関係者の皆様に、改めて御礼申し上げます。

以下、今回の研修内容を各パートに分けてご報告いたします。

① 地域創生セミナー(北淡震災記念公園)

淡路島でさまざまな施設を運営するパソナグループ様から、淡路島における地域創生の取り組みについてご講演いただきました。

かつて淡路島では、耕作放棄地の増加や生産年齢人口の流出が進み、「人から選ばれにくい地域」となっていました。そこへ再び人を呼び込むため、同グループでは若者の雇用創出やスキルアップにつながる取り組みを進められています。例えば、廃校を複合観光施設として再生した「のじまスコーラ」は、淡路島の食材を観光客に提供するとともに、料理人を育成する場としても活用されています。また、耕作放棄地を農園や宿泊施設などへと再生した「AWAJI Nature Lab&Resort」は、農業の知識や技術を学ぶ場としての役割も担っています。

こうした事例を通じて、地域や会社の未来を担う若者に雇用と成長の機会を提供することが、人から選ばれる地域や職場づくりにつながることを学びました。

② 施設視察研修(AWAJI Nature Lab&Resort)

耕作放棄地を農園や宿泊施設、レストランなどへと再生し、農業の知識や技術を学ぶ場としても活用されている「AWAJI Nature Lab&Resort」を訪問しました。現地では、農業を題材に「当たり前を疑うこと」と「取り組む課題を更新し続けること」の重要性についてご説明いただきました。

一般的な農業では雑草を抜くことが当然と考えられています。しかし、雑草には土壌を柔らかくし、窒素を供給する役割があるため、必ずしも抜くことが正解とは限らないとのことでした。また、より大きな植物が育つにつれて雑草は自然に姿を消し、やがて森林が形成されていくという自然の循環についても教えていただきました。さらに、パソナグループ様は、かつて人材不足という社会課題の解決に向けて人材派遣事業に取り組まれていましたが、社会を取り巻く課題が変化する中で、従来の事業だけに固執することなく、地域創生や雇用創出、人材のスキルアップといった新たな課題の解決へと取り組みを広げられています。

会社においても、従来の業態や業務を当たり前のものとして捉えるのではなく、時代や社会の課題に応じて事業を更新し、時には転換することが必要です。そうした姿勢が組織に新しい風を生み、人から選ばれる職場づくりにつながると学びました。

※当日は猛暑のため、安全を最優先し、当初予定していた屋外の宿泊施設の視察を取りやめ、屋内での座学を中心とした研修に変更しました。

③ 禅体験(禅坊靖寧)

淡路島内陸部の山間に位置する「禅坊靖寧」は、かつて何もない場所と捉えられていた土地を、「静寂に包まれ、精神を整えるのにふさわしい場所」として捉え直し、禅や自分自身と向き合うための場として生み出された施設です。

禅体験を通じて、経営者として重要な判断を下すために必要な、心を落ち着かせる方法の一端を学びました。JOCの研修をはじめ、経営者にとって外部から新たな知識や考え方を学ぶことは大切です。一方で、得られた学びを自社に本当に取り入れるべきか、自社に合った形でどのように生かすべきかを冷静に見極めることも、経営者の重要な役割です。

多くを学ぶからこそ、自らの精神状態を整え、冷静に判断できる状態をつくる。そのこともまた、「人から選ばれる職場環境」を実現するために欠かせない要素であると感じました。

今回の研修では、京都を離れ、海を越えた淡路島という非日常的な環境に身を置いたことも、参加者の学ぶ意欲を高める一因になったのではないかと思います。普段とは異なる場所や環境に身を置くことの大切さを実感するとともに、それが経営者としての視野を広げ、自らを高めるきっかけになることを改めて考えさせられた一日となりました。

本研修にご参加いただいた皆様、ならびに開催にご協力いただいた皆様に、改めて心より御礼申し上げます。

次回は、京都からさらに離れた北海道・ニセコで研修を開催いたします。海外市場を見据えたマーケティングについて学びを深める研修となりますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

国内・海外研修委員会一同

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