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【事業報告】JOCビジネススクール 第5科目「経営戦略」
カテゴリー:ピックアップ、JOC ビジネススクール

▶ 事業名
- JOCビジネススクール 第5科目「経営戦略」
▶ 日時
- 令和8年9月1日(火)
- 令和8年9月8日(火)
- 令和8年9月15日(火)
▶ 開催場所
- 同志社大学 今出川キャンパス 寒梅館2F
▶ 参加者
令和8年9月1日(火):
- JOC会員:41名 コミュニティ・バンク京信職員:7名
令和8年9月8日(火):
- JOC会員:42名 コミュニティ・バンク京信職員:7名
令和8年9月15日(火):
- JOC会員:28名 コミュニティ・バンク京信職員:6名
皆さんこんにちは。JOCビジネススクール リーダーの柴崎です。
上記のとおり、JOCビジネススクール 第5科目「経営戦略」が開催されました。
ご参加いただきました会員の皆様や京信役職員の皆様、誠にありがとうございました。
今回も事業の様子を写真と共にご紹介いたします。
第5科目「経営戦略」の講師を務めていただいたのは、同志社大学大学院 ビジネス研究科の崔 裕眞先生です。
今回の科目では、経営戦略の基本的な考え方から、企業の外部環境・内部資源の分析、事業戦略・企業戦略・協調戦略、そして戦略を実行するためのリーダーシップまで、幅広くご教授いただきました。
JOCビジネススクール 第5科目「経営戦略」の週ごとの内容は以下の通りです。
● 第1週
- 経営戦略の基本概念と外部環境・内部資源の分析
● 第2週
- 事業戦略・企業戦略・協調戦略と戦略的リーダーシップ、アントレプレナーシップ
● 第3週
- チームによる企業分析と経営戦略の提案・発表
今回の科目を通じて学んだのは、経営戦略を考えるうえでは、まず自社と周囲の状況を把握し、その分析をもとに判断することが重要であるということです。特に印象に残ったのは、行動に先立つ「推論」の大切さでした。限られた情報や知識のなかで、事業環境や競合企業の動きをどこまで読み取り、自社の進む方向を考えられるか。日々さまざまな意思決定を行う経営者にとって、自らの判断の根拠を見直す機会となりました。

第1週では、経営戦略の全体像を学び、企業を取り巻く「外」と、企業が持つ「内」の両面から分析する考え方を確認しました。外部環境については、社会や経済、技術などの変化に加え、業界の競争構造や競合企業を捉える視点を学びました。なかでも5フォースモデルでは、同業他社との競争だけでなく、新規参入や代替品の脅威、買い手・売り手の交渉力も含めて、事業の収益性を考えることの重要性が示されました。

一方、内部分析では、人材や技術、知識、信頼関係など、自社が持つ資源や組織能力に目を向けました。VRIO分析を通じて、その資源に価値があるか、希少性があるか、他社が模倣しにくいか、そして組織として活用できているかを検討しました。自社の強みを挙げるだけでなく、それが持続的な競争優位につながるものなのかを問い直すことが、戦略を考える出発点となります。
また、戦略の根底には、企業の理念や哲学・価値観があることも学びました。「どこで競争するか」「どのような企業になりたいか」を考える全社戦略と、「それぞれの事業でいかに競争するか」を考える事業戦略を区別し、その先の具体的な活動まで一貫させる視点は、自社の経営を整理するうえでも参考になりました。
【授業の様子】
第2週では、分析を踏まえて、どのような戦略を選択するかを学びました。事業戦略では、コストリーダーシップ、差別化、集中戦略などを取り上げ、対象とする顧客や提供する価値に応じて、競争の仕方を考えました。特に、コストリーダーシップを単なる低価格販売と捉えず、低コストで価値を提供できる仕組みや能力として考える点は、自社の価格設定や事業運営を見直すうえで重要な視点でした。
企業戦略では、複数の事業をどのように組み合わせ、企業全体として価値を生み出すかを学びました。多角化や事業間のシナジーについて考えることで、新たな事業への進出を検討する際にも、既存事業との関係や、自社の強みをどこまで活用できるかを見極める必要があると理解しました。
さらに、協調戦略では、戦略的提携やフランチャイズ、共同事業など、他社との連携によって互いの資源や能力を補完する考え方を学びました。競争だけでなく協調にも目を向けることは、自社だけでは実現が難しい価値を生み出す可能性につながります。同時に、連携に伴うリスクも踏まえ、相手との関係をどのように築くかを考えることが重要です。
こうした戦略を実行するためには、経営者のリーダーシップや人材育成、組織内での方向性の共有が欠かせません。新しい事業機会を見いだすアントレプレナーシップと、競争優位を築く戦略の両面を学び、変化のなかで自社の可能性を探る経営者の役割についても考えました。
【グループワークの様子】
第3週では、それまでに学んだ分析の枠組みを活用し、チームで対象企業の経営戦略を検討する演習に取り組みました。事業戦略・企業戦略・協調戦略のなかからテーマを定め、情報収集と分析、議論を行い、経営戦略の提案をプレゼンテーションにまとめる内容でした。

この演習では、企業の現状を分析するだけでなく、「自分がその企業の経営者であれば、どのように実行するか」という視点が求められました。分析結果から何を判断し、どのような行動につなげるのかを考えることで、講義で学んだ理論を経営の実践に結び付ける機会となりました。また、チームで検討する過程は、自分とは異なる視点を取り入れ、考えを深める場にもなりました。
今回の第5科目「経営戦略」を通じて、自社の理念を土台に、外部環境と内部資源を分析し、戦略を選択して実行につなげる一連の考え方を学びました。今後の事業活動においても、日々の経験から得られる感覚に加え、今回学んだ分析の視点を活用し、自社の強みと将来の可能性を見直していきたいと思います。
引き続き、JOCビジネススクールへの皆様のご参加をお待ちしております。
JOCビジネススクール一同より
