(伏見部会 竹谷嘉洋)
平成17(2005)年1月14〜16日の日程で、中華民国(台湾)台北市へ、伏見部会のメンバーで、研修旅行に行ってきましたので、ここにご報告させて頂きます。
参加者は、現会員5名、OB会員の参加もあり総勢7名です。14日金曜日、7時16分のはるかにて、京都駅を出発しました。関西空港の気温は約7℃で寒い朝です。
関西空港から、11時のキャセイパシフィック便にて、現地時間13時15分に台北、中正国際空港に到着しました。空港にて両替、レートは¥1が3.3元。最近は円高傾向の様です。
現地のガイドさん(柯 文雄(カ ブンユウ)(Ko, Wen-siung)氏)と落ち合い、マイクロバスにて台北市内に向かいます。現地の天候は雨。その日は観光は予定しておりませんでしたので運が良かった様に思います。
台湾の月収は大卒の初任給で35,000元位、週休2日だそうです。台湾の人は未来がどうなるか分からないので、今を大事にする傾向があり、お金を借りてでも、今を楽しみたいという要求が強い様です。
台北市内に入りますと、まず買い物も兼ねて、茶芸を見学しました。マイクロバスに乗り市内を見物していると、台北市内でも、日本国内と同じように、コンビニエンスストアが沢山あります。
台湾では便利商店と表記する様です。また、歯科医院が多く見られました。そうこうしているうちに、ホテルに到着。ホテルは台北国賓大飯店、アンバサダーホテルです。
各自、部屋で小休憩し、台湾料理の夕食に向かいます。お勧めは干し大根の卵焼きだそうです。食事が終わると屋台を見学しながら歩いてホテルへ向かい、早めに休みました。
15日土曜日
9時にホテルを出発し、この日は市内観光です。まず、マイクロバスに乗り、中正紀念堂に到着。
中正紀念堂は、1975年に故蒋介石総統(中正公)を記念して建てられた建物で、故蒋介石総統が生きた年数と同じ数の89段の階段があります。
今年は、故蒋介石総統が亡くなって、40年になるそうです。また、孫文の辛亥革命後、中華民国が誕生して、95年になるそうです。
中正紀念堂には故蒋介石総統が愛用していたキャディラック、フリートウッドが展示されていました。
次は龍山寺。龍山寺は仏教と道教がまじっている様なお寺です。本堂には仏教の観音菩薩を中心に文殊・普賢菩薩など、後殿には道教の神である、媽祖・関帝・誕生娘々などの神仏が祀られています。約250年の歴史がある台北で最も古いお寺です。
境内は現世利益を願う多くの人々で賑わっています。我々も、商売繁盛など、思い思いに願いを込めて、線香を供えて回りました。
次に占い横町で占いをしてもらいました。私は仕事が、お墓のコンサルタントや暦の作成販売なども手掛けていますので、参考になりました。
昼食後、忠烈祠に到着、1時からの衛兵の交代式を見学します。忠烈祠は辛亥革命や戦争など国民党政府のために戦死した約33万人の将兵が祀られています。
衛兵は立っている間は、少しも動く事が出来ず、ほとんど目もつぶりません。衛兵のブーツには、鋲が打ってあるのか、その通り道には、サビが付いています。
忠烈祠を出て、次は故宮博物院です。故宮博物院の本館は1月末まで改装中で、改装後は広くなり、より多くの宝物を展示出来る様になる予定です。非常に短い時間でしたが、改装中で良い物を絞って展示されていた事もあり、内容の濃い見学でした。
夕食には小籠包のおいしい店、鼎泰豐(ディンタイフォン)に行きました。噂通りとてもおいしかったです。京都の高島屋にも支店があるそうです。店を出る時、行列が出来ていました。
16日日曜日
午前中は自由時間となっています。各自市内を散策したり、免税店へ行って買い物をしたり・・・天気は薄曇りです。
ガイドさんの話によると、台北の近くの田んぼで人工の池がたくさんあり、そこでウナギやエビを養殖しているとのことです。ウナギの稚魚は、日本から輸入。
稲作は、台湾の北部は二毛作、南部は三毛作が出来るそうです。今年は2月9日が、旧暦の正月に当たり、旧正月が過ぎると、田植えが始まります。
車のナンバープレート、台湾省・台北市・高雄市などがありますが、人工が100万人を超えると別の表記になるそうです。今後台中市は、人口が100万人を超える予定。そうなると、台中市のナンバープレートが出来る。また、走っている車は、リーフ
スプリングの車が多い様に見えました。
15時50分に台湾、中正国際空港を飛び立ち、関西空港に向かいます。
今回の旅行で、皆さん旅行中はいつもと違う面が発見され、十分に懇親の目的は果たせたと思われます。
ただ、やはりみんなで何か一つの事をする行事がもっとあった方が、良かったかなと思いました。
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