昨日、今期最後となる幹事会を開催致しました。
臨時総会を経て、2012年12月に事前準備の幹事会を開催してから毎月1回、計28回の幹事会を開いてきました。
毎回2時間では収まりきらず3時間を超えることもしばしば。(汗)
そう考えると、幹事団の皆とは濃密な時間を多く重ねてきたなと改めて感じます。
昨夜は最後という事もあり、いつものリーガロイヤルホテルの会議室を出て、南禅寺 順正さんにお世話になりました。
幹事団メンバーとの最後の時を静かに過ごしたいとの気持ちから我がままを言いましたが雨も相まって、センチメンタルな気持ちになれ最後らしい時間を過ごすことが出来ました。(笑)
JOC事務局さんからもいつもお世話になっている小森さん、JOCの担当をして下さっています西村理事、そして長きに亘りJOCを支えて下さった武藤さんにもお越し頂きました。
いつもとは違う雰囲気での幹事会でしたが、中身はいつも通り厳しく、18期でJOCが終わるわけではありませんので、19期以降にこの経験が活かせるようにキッチリ反省を行いました。
もちろん任期は3月31日までで、まだ期末の会計監査と4月23日の通常総会での事業報告を残しておりますので気を抜く訳にはいきませんが、一先ず区切りとしてホッとしています。
「無事之名馬」― 少々能力が劣っていても無事に走り続けられる馬こそが名馬である。
2年間、予定に穴を空けることなく完走できたことに何より安堵しています。
代表幹事の役割とは、いつもそこに居ることだと思って務めて参りましたので。
「無事之名馬」という言葉は「無事之貴人」という禅語にルーツがあるそうです。
「無事之貴人なり。ただ造作することなかれ、ただ是平常なれ」
己の求めるものは決して外にあるのではなく、己の内側に存在する。欲を出せば欲するものは逃げて行く。欲するのではなく、己の内を見つめれば生かされていることに気付き、自然と感謝の気持ちが芽生え、欲するものに包まれている己に気付く。
一つ一つの事業の結果に捉われることなく、常に目の前の事に自分の出来る精一杯をぶつけ続けることこそが大事なんだと思います。外にある結果を欲するのではなく、内にある己に出来ること、アイデンティティに辿り着くことが「無事之貴人」なのかなと2年間の全事業を終え感じております。
2年前の本部例会で対談した安蘭けいさんが
「人に認められたくて、宝塚にいる意味を感じたくて主演男役を目指していましたが、なかなか叶わなくて、自分に何が足りなくてそのポジションにいけないのか悩みました。でも、ある時トップを諦めたんです。どんな役でもいいから目の前のお客さんに喜んで貰える私にしかできない、安蘭を辞めさせるのは惜しいと言われる役者になろうと思ったんです。トップになる事を諦めたからトップになれたんだなと思いました。」
自分の外側にある宝塚のトップというものへの執着心を捨て、役者本来のやるべきこと、自分に今できることに集中したら、望んでも望んでも手にすることのできなかったものが舞い込んできたとお話しされていました。
夢や欲はあります。それらは目標であって、決して目的にしてはならないということなのでしょう。目的は自分自身、己の内面にあると理解できれば目的への通過点である目標を手にすることができるでしょうし、手に入れられなくてもそれ自体に一喜一憂することなく自然体で居られるのでしょう。
「無事之貴人」
今から変えられないかなぁ?(笑)
まごめ
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