日時:平成23年9月15日(木)18:30〜21:00 講師:株式会社ナスカ CEO/代表取締役社長 井上昌宏先生 場所:京信ホール3F 担当:実務研修委員会 動員数:JOCメンバー 90名、金庫職員様28名 計118名 記録・撮影:情報委員会 さて、実務研修塾 第2弾は今、世界を席巻しているSNS「Facebook」に焦点をあて「ソーシャルネットワークがもたらすビジネスの可能性」というテーマで株式会社ナスカ 代表取締役社長 井上昌宏氏にご講演をいただきました。 まず開会にあたり、司会の吉川尚孝委員の講師紹介、池上 正 代表幹事の挨拶、河原崎委員長の趣旨説明が行われ、コミュニケーションツールであるFacebookを知り、創意工夫を重ねビジネスに活用するヒントを掴んで欲しいとお話しいただきました。 ご登壇いただき、 まず始めにFacebookの現状についてお話しいただきました。 Facebookは今や世界の7億5,000万人の方が利用するソーシャルネットワークの代表格=メインストリート的存在になっていること。日本はまだまだFacebook途上であるが約500万人の方が利用していること。また、ネットの滞在時間においても検索サイト大手のYahoo!やGoogleを抜いて、急激な広まりを見せていることなどをご説明いただき、 では、今なぜFacebookなのか?という誰もが興味をもっている疑問についてお答えいただきました。 大きな要因としては、この情報が溢れかえっている現代において、人は何を信じ行動するのかということ。これまではマスメディアが情報を独占・コントロールし、私たちはその情報の消費者であったが、ソーシャルネットワークが普及し、私たちは情報の消費者から生産者になった。こんなデータを紹介していただきました。商品を購入するにあたり何にもっとも影響されたかというアンケートです。1位は友人の推薦です。しかも、9割を占めているのです。2位に商品レビュー、3位にブランドサイトと続きます。このアンケートからもわかるように実際に商品を使用した消費者が発信する情報がもっとも信頼性が高く有意義な情報なのです。しかも、Facebookは完全実名主義ですので、他のSNSに比べ、自身の発言に責任をもたなければならないということが、より信頼性を高める要因になったということです。 2つめは、「いいね!」ボタンの出現です。 誰もが簡単にワンクリックするだけで、企業の「ファン」になれる。自分のニュースフィードにいいね!ボタンを押したファンページの情報がどんどん流れていきます。これはSEOの基本である「相互リンク」と同じ役割を担います。Facebookページが活性化すればするほど検索に有利なサイトに成長すると教えていただきました。 これらの理由から、今後Facebookが普及すればするほどFacebook(ファン)ページのもつ可能性は大きくなり、リアルビジネスにしっかりと結びついたファンとのコミュニケーションが実現するだろうとお話いただきました。 既に様々な企業がFacebookページを作成しており、その中から特徴的なページ、ファン獲得に向け趣向を凝らしているページを紹介いただきました。 ・ スルガ銀行 ・ 無印良品 ・ ユニクロ ・ ローソン ・ フォレスト出版 ・ 兄貴丸尾 ・ 節電大作戦 ・ クラウダ ・ 東京一番ハンバーグ ・ レノボジャパン 井上氏曰く「まずは同業の研究をすること」が大切で、これからFacebookを始めても全く遅くないと強くおっしゃっていただきました。 以上のように、 Facebookがもたらすビジネスの可能性について様々事例を交えてご講演いただき、まだアカウントを持っていない初心者の方にもわかりやすく、直ぐにでも始めたくなるようなお話しをしていただきました。