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 経営力向上事業 ▲ UPDATE 11.02.02
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成形肉

09.09.08

成形肉.jpg

 西田です。
皆さん、
成形肉ってご存知でしょうか?
今、メディアで取り上げられていますが、元々成形肉というものは、ミンチやコマギレを結着効果のある添加物によって結着して成形したお肉の事です。(写真がそうです)
全く違法ではないのですが、主にステーキや焼肉、カツ用などに使わます。
原料のお肉がミンチコマギレですので原価を抑える事が可能です。
 この他に、以前にもご紹介させていただいた酵素を使って柔らかくした赤身肉に、無数の注射針が針山みたいになった機械
「インジェクション」を使い、黒毛和牛のような美味しい牛脂を注入して、必要に応じては結着剤を使って端っこの部分に脂を付けて、ステーキ肉に見えるようにしたりもします。
スーパーや精肉店で、カルビ焼肉やサイコロステーキなどで登場してますが、必ず
「加工食品」「成形肉」「結着肉」という表示がしてます。(これを表示しないと違法です)

 そこで、最近話題になっている成形肉の問題点ですが、成形肉の原料のミンチ肉やコマギレは一旦外気や人の手に触れますので、その時点でまわりに無数の菌が付着してます。
それを集めて結着してしまいますと、お肉の中に無数の菌を閉じ込める事になっちゃいますよね?
普通のステーキ肉や焼肉用、すき焼用、しゃぶしゃぶ用などのお肉は、表面のみ外気に触れてますので、表面だけを焼いてレアーやミディアムで食べても問題ありませんが、無数の菌を閉じ込めた成形肉はお肉の中心部分までしっかり焼きあげないとヤバイです!
ステーキ店に食事に行った時、このような成形肉のメニューには「よく焼きましょう」などと、さりげなく注意事項が書かれてます。

しかし!しつこいようですが、いつもご紹介させていただいているようなお肉は絶対に焼き過ぎ注意ですよ!

ここで!
 もっとビックリする内容までお話しちゃいます!
実は、このような成形肉は、「成形肉」や「結着肉」という表示さえすれば、オーストラリア産の赤身と脂を使用すると「オージービーフ」、国産牛を使用すれば
「国産牛」という表示ができるんです。
という事は? 松阪牛は?近江牛は?神戸牛は?
そうなんです!「成形肉」や「結着肉」という表示をするというルールさえ守れば、このような銘柄牛を名乗る事ができるんです!

詳しくは、またまた西田まで。

 

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