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 経営力向上事業 ▲ UPDATE 11.02.02
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牛の胃袋

09.10.01

黒ミノ.jpg

 西田です。
皆さんは、ホルモンはお好きでしょうか?
ホルモンというと、レバーやテッチャン、ハツなど、いろいろありますが、それが牛のどの部分かをご存知でしょうか?
写真は、ミノを処理しているところです。
んっ? ミノって白いんじゃなかったっけ?
実は、ミノは元々写真のように黒に近い灰色なんです。
これを熱湯にかるく潜らせてから、黒い皮を剥きます。
こうして、皆さんがご存知の「ミノ」になるんです。(元は、ぞうきんみたい??)
 さて、ミノって牛のどの部分なんでしょう?
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、牛って胃袋が4つあるんです。
内訳は、第一胃袋=ミノ、第二胃袋=ハチノス、第三胃袋=センマイ、第四胃袋=ギャラ(赤センマイ)なんです。
しかしながら、この4つもある胃袋はほとんど活動しません。

白ミノ.jpg

 写真は、黒い皮を剥いた状態のミノです。
牛は、口から食べた物を一旦胃袋に送り、もう一度口に戻して噛み、また胃袋に入れるという反芻動物なんです。
生きた牛を見ると、いつもゆっくり口を動かして何かを食べてますよね?
いつも口を動かしてますので、よく長いヨダレを垂れてます。
これを見て食肉業界では、「商売は、牛のヨダレのように粘りがあって、長く続けたい」とよく言われます。

 そして写真は、とても綺麗な薄いピンク色をしたミノです。
しかし、皆さんがよく焼肉店でご注文される「上ミノ」は、実はほとんどが外国産なんです。
このミノに関しては、黒毛和牛ものは身が薄くてとても硬いんです。
皆さんが連想されるような、身が分厚くてイカに似たような食感の「上ミノ」は、アメリカ産やニュージーランド産、またはメキシコ産なんですよ。
ミノを日本に輸入する時は、冷凍状態で入ってきますので、食べる時は当然!しっかり目に火を通して食べてくださいね。

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