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 経営力向上事業 ▲ UPDATE 11.02.02
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洛南部会第4回勉強会

11.01.25

こんちわ、洛南部会池上です(≧∇≦)ノ

 

新年一発目のブログ更新が最終週とか知らない(∩°Д°)アーアーキコエナーイ

 

1月18日、京都信用金庫田辺支店にて、第4回勉強会を開催したので報告させて頂きます(≧∇≦)ノ

 

 


写真取るの忘れてたorz

 

 

と言う事で、今回の勉強会は写真無しで(T_T)

すんませんでしたorz


と言う事で、勉強会(≧∇≦)ノ

講師は、浅田氏

rakunan23011801

(当日の写真がなかったので結婚式の際の写真を再掲させて頂きました)


測量の仕事をされていると言う事で、今回はその話をして頂きました。


それでは勉強会の内容を書かさせて頂きます(≧∇≦)ノ


1、測量屋さんて何してるの?

 よく道路で変な機械を覗いて、その先に棒を持ってる人が居てますが、あれは何をやっているのかと言うと、距離等を測っているのです。

 では、距離を測る事が測量屋の主な仕事かというと、そうとも言い切れません。

 「測量をして、土地の境界をはっきりさせる」事が主な仕事となってきます。


 その中で最も重要な事は「人と人との関わりを大切にしていく」と言う事です。

 一見、測量と言う距離を測り、数値を扱っていく仕事に見え、人との関わりを余り重要視してない様な職種に見えるのですが、実は一番大切なことが「人同士の関わり」なのです。

 それを本日は事例を用いて説明して行きたいと思います。


2、事例

 Aさんと言う人がいます。その人の弟さん(以下Bさん)に自分の土地を半分譲って起業してもらおうと思いました。Aさんは土地を半分にしようとするのですが、どうしたらいーのか分りません。

 そこでAさんは測量業者に土地の半分を測量してもらう事にしました。

 

 まず、測量屋さんがすることは「その土地が本当にAさんの土地かどうか」を調べます。

 もしかしたら、Aさんのお父さんの土地かもしれない。Aさんとその奥さんの共有かもしれない。

 その為、土地登記簿を調べて、その土地の本当の所有者を調べます。

 

 調べた後、今度はAさんの土地の本当の大きさを測量で調べます。土地登記簿は実は明治時代の地租改正の時期に調べたままの場合があります。そうでなくても測量の精度は進化して行きますが、その時代時代の最新の技術で調べていても、どうしても誤差が生じます。その為、もう一度Aさんの土地を最新の技術を使って調べます。

 調べた結果、土地登記簿では100㎡と書いて居ましたが、実際は99.8㎡と言う事が分りました。

 その99.8㎡と言う結果を元に、建築業者に建築を依頼することになります。

 

 次に、土地の境界線をはっきりと決めないといけません。土地の登記簿とその後の測量により99.8㎡と言う事が分りましたが、土地と言うのは「誰かと誰かの土地が隣接」しています。

 片方の人が「調べた結果ここまでうちの土地だった」と言ってももう片方の人がそれに同意しないと、境界を決める事が出来ません。

 そのために、両方の人の立会いのもと、境界線を決める作業を行うことになります。これを「筆界確認」と呼びます。ちなみに、その片方の人が行政であった場合(市道に面しているなど)は「境界明示」と呼びます。


 実はこの「筆界確認」が我々の仕事の中で一番時間をかける仕事なのです。

 隣の土地を持ってる人が隣の人だとは限りません。隣人はその家を借りているだけで、地主さんは他の所に住んでるかもしれません。私が経験した所だと、岡山に住んでおられた場合も有りました。

 そういった場合、電話で話をすませてはいけません。土地と言うのは重要な財産です。その財産の話をするのに、面と向わず電話のみで話をするのは、相手にとって大変失礼な事です。その時は私も岡山までお話をさせて頂きに伺いました。

 また、お隣に住んでいても、昨今の世の中の流れ、と言いますか、普段の挨拶も余りされて無いようで、なかなかお話をする事が出来ません。

 自分の住んでいる家を想像して下さい。例えばお隣の人が挨拶しても無視する・こちらの家の前に平気でゴミを捨てる。そんな人からある日「家を改築する。ついては○日の○時に時間を空けて欲しい」と言われたとします。

 その日は仕事に行かないといけない。その仕事を休んでまで、お金にならない事を普段無愛想な人の為にするでしょうか?

 しかし、私達の仕事はそういった腰の重い人達に立会いの現場まで来て頂かないと進みません。

 もし、その方々が筆界確認の為の立会いを拒否した場合、仕事がそこから進まなくなります。


 何も相手に対してへりくだる必要は有りません。普段から道で会ったら「こんにちわ」と挨拶する。

 それだけでも相手の印象は違います。

 普段から地域の方との挨拶をする。ほんのチョッとした事で、何かしらしようとした時に随分と変わるものです。

 測量と言う、一見人間関係と無関係な仕事ですが、実は人との関わりを一番大切にしている職種を私達は生業としています。


以下、小話

・大きな道でよくやってる「交通調査」あれも実は測量屋さんの仕事です。

 測量と言う仕事は、そこの土地に何かしらの手を加える時に一番最初に入る仕事なんです。

 道の幅を広げる場合、まず測量屋が交通調査をして、どれだけ広げないといけないのか、広げるとしたら何処を広げるのか。そう言った企画を測量屋がすることが多いのです。


・ゴルフ場建設

 上記の話で「測量屋が一番最初に現場に入る」と言いました。となるとゴルフ場建設の際も一番最初に現場に入るわけですが、一番最初と言う事は、単なる山を登って測量するわけです。

 出来上がったゴルフ場はきれいですが、最初は単なる山です。しかもハイキングコース等は有りませんから道なき道を登るわけです。

 測量業者が二手に分かれて、ゴルフ場となる予定の両端の山に登って頂上から測量です。

 蛇は出るわ、虫に刺されるわで大変な作業をした思い出が有ります。

 

 

 

以上、浅田さんの勉強会でした(≧∇≦)ノ


今回はブログに掲載すると言う事で、色々と話をまとめさせて頂きましたが、実際はこれの倍以上の中身が詰まった勉強会でした(・ω・;)

全部書きたかったのですが、覚え切れませんでしたorz

また、今回の勉強会だけでは話きれなかったようで、もうちょっと話したそうでした(/・ω・)/


また、JOCの集まりで浅田さんに会った時は気軽に話しかけてみて下さい。

もっと楽しい話がいろいろと聞けると思います(≧∇≦)ノ

(とハードルを上げてみる|ω・))

 

 

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コメント(1)


山口@文系さん

池上さん、いつも勉強会のまとめ、ありがとうございます。
浅田さんのお話は「土地は変化する」等目からウロコな話も多く、聞けてよかったです。
 
一番最後の、角度とサインコサインタンジェントとで、というところだけは僕はさっぱりでした(笑)

このコメントに返信する |  2011年1月28日 09:24