研修例会 |
10.09.16 松政です。
山科部会は研修例会を行いました。 研修の内容は、昨年に続き山科部会の各会員の企業訪問です。 最初の訪問先は、谷村社長が経営されています竹屋「株式会社竹政」様。
竹の種類も商品も数多くありまして、アジロ(天井材)、格子、建材など用途は様々です。「カタログに載っているものだけでなく、社長自らが、特注の商品を作りあげることも、工事を引受けることも多々ある」との事です。
身振り手振りを交えながら、カタログを手に熱心に教えて頂きました。 「良い竹屋は、竹(工事に使う一本、一本の竹)のため(真っ直ぐに矯正)で決まる」。
谷村社長は「自分の会社の竹を使ってもらう限りは、できるだけ良いものをお出しし、お得意先様である工務店には使いやすい竹を使ってほしい。その気持ちでこのために力を入れて行なっています」と、こだわりをお持ちで、常に良い竹を作ることに注力されています。
竹、竹の加工、竹の工事なら株式会社竹政様にご相談されては如何でしょうか。必ず良いものができるでしょう。
次の訪問先は、お菓子屋を経営されています「有限会社芳冶軒」様です。
京都市山科区椥辻中在家町9-1が本店ですが、この日は竹鼻店(京都府京都市山科区竹鼻竹ノ街道町77)に訪問させて頂きました。 芳冶軒様の銘菓は他にも沢山あります。特に「大石饅頭」や山科名物「なっつぁん」が有名です。 竹鼻店の中には工場があり、そこを見学させて頂いた後、皆で大石饅頭を試食させて頂きました。饅頭の上はパリっと、中はあんでしっとりとしていまして、「わらびもち」と共に凄く美味しいお菓子です。 最後の訪問先は、製造業を経営されています「株式会社 金山精機製作所」様です。
京都府京都市山科区川田 清水焼団地町13−6
会員の金山さんと社長様には、会議室をお借りし、研修のスケジュール表までご用意して頂きまして、誠に有難うございました。
金山精機製作所様では、造船に使われる注油器(写真D)、特殊加工の精密加工(半導体のパワーデバイス)(写真B)、金型部品の製造(超精密加工(写真A)、小物(丸)加工(写真C))、LED蛍光体の評装置(http://www.kanayamajapan.com/products/led/img/200901-LED_A4.pdf)など、多くの事業をされています。
中でも私たちが感銘を受けましたものが、これからの成長が期待される事業「半導体のパワーデバイスの製造」です。 このデバイスは、モリブデンという特殊な素材をクリーンルームという埃や汚れを排除した特殊な部屋の中で、高度な技術を駆使し、加工されています。その加工は、1/1000mm単位で行なわれていまして、加工後のモリブデンは、縦横14.2mmや11.6mm 厚さ2mmや1.5mmとなります(写真B)。 モリブデンの加工は、縦横の長さ、厚み、面のあらさまで細かく仕様が決められていまして、少しでも仕様と違えば不具合となります。この素晴らしい設備、高度な技術で造られたモリブデンは電車等の大電流が流れる箇所に取り付けられています。 金山精機製作所様は、昨年、優秀な技術をお持ちの会社として京都府から表彰されました! 今年も色々と勉強になりました。協力して下さいました各会員、会社様に心から感謝申し上げます。 |
コメント(2)
松政さん、ブログ記事投稿ありがとうございました。
以前に本部例会で講演して頂きました「サムライ日本 プロジェクト」の
安藤竜二さんも講演中に、仲間の会社訪問を勧められていましたが、
普段、部会行事で顔をあわせていても、実際にどんなお仕事をされているのかは、
あまり知らないことが多いですよね。
会社訪問をして、実際のお仕事を見せて頂くと、本当にいろいろと勉強になりますよね。
これからも山科部会の活動報告を宜しくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
頑張ります。m(__)m