口蹄疫って何? |
10.04.24
西田です。 皆さんは、今話題の「口蹄疫」(コウテイエキ)をご存知でしょうか? これは、偶蹄類(牛や水牛、山羊、羊、鹿、豚、猪)やカモシカ、ハリネズミ、象などが感染する、字の通り口や蹄(ヒズメ)などのウイルス性の急性伝染病です。 日本では、家畜伝染病に指定されてます。 とはいっても、一体どんな伝染病なん? 人には感染しないん? 簡単に説明しますと、感染するとまず発熱して多量のヨダレがみられ、元気がなくなってきます。 そして次に、舌や口中、蹄(ヒズメ)の付け根などに水疱ができ、その水疱が破れると傷になります。(ちょうど、人間の火傷みたいな感じ) そして、当然この傷の痛みで食欲がなくなり、動きがよりもっと鈍くなってしまい、徐々に体力がなくなってきます。 これでは、せっかく今まで育ててきた黒毛和牛が、重量が減るだけではなく、風邪をひいたり下痢をしたり、内臓疾患に陥ってしまい、品質価値がかなり下がってしまいます。(死に至る時もあります) また、この口蹄疫の伝染力は家畜の中で最も強いといわれてます。 例えば、水疱が破れて出た口蹄疫ウイルスが風に乗ると、およそ100km以上も飛んで行ってしまうそうです。 今もまだ伝染した牛が発表されていますので、勿論!家畜の移動は禁止されていますが、これらを解除する農林水産省は、おそらく2ヶ月以上は先になると思います。(感染が確認された地域のみです)
しかしながら、皆さん!ご安心ください!
この「口蹄疫」は、人には感染しないですし、熱に弱いので加熱していただければ大丈夫です。 しかも、胃酸にはとっても弱いウイルスですので、強烈な胃酸を発する人間には胃酸で取り除かれて影響はないです。
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