解 |
10.04.27
西田です。 いきなりですが「解」という字。 「角」と「刀」と「牛」の字からなってますよね? これは、牛を刀でバラバラにするという意味なんでしょうか? もしそうならば、牛をバラバラにすることが「解」という字になるほどですから、昔は牛を解体する事がいかに大仕事だったか?! って、考え過ぎでしょうか??
写真は、黒毛和牛の枝肉を脱骨しているところですが、とっても大きな塊ですから大変そうですよねぇ!(かなり力がいるんですよぉ) 仏教思想の影響で、千年以上にわたり四つ足(獣肉)を食べることをタブーとされていた日本人も、幕末アメリカ人やヨーロッパ人の相次ぐ渡航により、徳川三百年の鎖国を守り通す事が不可能になりましたが、 肉食も同様で、日本にやってきた欧米人の要求を満たすため、横浜や長崎などでは彼らのために牛や豚を解体する必要が生じ、横浜の中区に初めて日本政府による食肉処理場が設けられたそうです。 そして、初めて牛を解体した日の模様は、まず空き地の四方に竹の矢来を立て、締め縄を張り、御幣をさして、掛け矢で一撃して牛を解体したといいます。 肉の取り方も、骨の間の肉まで削ぎ取るような器用なマネはできず、背中のあたり(肩ロース、リブロース)の上肉だけを取り、残りはそっくり埋めてしまったそうです。 その後、牛が化けて出るといけないからと坊さんを呼んで丁寧にお経を読んでもらっていたんです。 何気なしに見ている牛肉も、今は簡単に様々な流通によって商品化されていますが、昔は大変だったんですねぇ~
今は、黒毛和牛のいろんな部位を、いろんなカット、いろんな料理でいただく事ができます! 今の時代に感謝!今までの食肉文化に感謝!
そして何よりも、牛たちに感謝です!
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