スーパーエース級よりも大事? |
10.06.07
西田です。 皆さんも、もうご存じでしょうが、私が携わっております食肉業界は、今や激震しております。 そうです、あの「口蹄疫」というウイルスのせいで、宮崎県の生産農家さんや肥育農家さんは勿論!日本全国の食肉業界に影響を及ぼしてます。 我々の食肉業界は、今までに「O-157」や「BSE」、「食肉の偽装」、「米国BSE」と、いろんな事故に巻き込まれてきました。こんなにも続くと、ホンマに大変です! 先日、宮崎県の種牛の中で、スーパーエース級の6頭のうち、1頭である「忠富士」が殺処分された内容のブログをアップさせていただいたのを覚えておられるでしょうか? 殺処分されちゃったのですから、数年後には「幻の血統・忠富士」になっちゃいますよね。
先日の京都食肉市場での競りで登場してきました!
BMS 10番で、A-5クラスです。 しかも、脂の融点が低くて、ちょっと暗い目の場所でも艶やかに光っているのがおわかりになるでしょうか? こんな素晴らしい血統が、この世からなくなっちゃうなんて。。。
しかしながら、皆さん! メディアでは、スーパーエース級の種牛の事を集中して取り上げられていますが、実はこれよりも、もっともっと重大な事があるんです! 種牛とは、繁殖期はありますが、基本的に一回の射精で、それを薄めて数百本もの試験官に入れて冷凍保存して保管して、それを母体に人工授精します。 こう考えると、スーパーエース級の精子というのはある程度は確保できちゃいますよね? 逆に、母体はどうなんでしょう?? 母体1頭で、仔牛を1頭しか出産できません! 要するに、種牛も勿論大事ですが、母体もかなり大事なんですよね!
平均的に、1頭の母体からは数年間で、6~7頭の仔牛を出産します。
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