黒毛和牛の産地 |
09.09.25
西田です。 写真は、佐賀牛のサーロインです。 先日、京都市南区吉祥院にある「京都食肉市場」の競りの中で、一頭丸ごと購買しました。 ところで皆さん、日本全国に佐賀牛や鹿児島黒牛、近江牛、松阪牛、京都肉などなど、たくさんの銘柄牛がありますが、いったいどういう基準で決まっているのでしょう? 黒毛和牛は、生産農家で生まれてから約6~7ヶ月間育てられてから、仔牛の競りにかけられます。 その競りで肥育農家が購買して、自身の牛舎に持ち帰って、約24~30ヶ月間育てて成牛にしてから全国の市場に登場します。 例えば、鹿児島で生まれて佐賀県の肥育農家が購買して持ち帰ったら、この牛は鹿児島黒牛?それとも佐賀牛? また、肥育農家が途中で佐賀県から神戸に移して、そのまま神戸で育てたらこの牛は神戸牛? 以前は、これでいろんな問題が起きましたが、 今は生まれてから成牛になるまでの期間で、一番長い期間育てられた土地を名乗る事ができます! という事は、宮崎県で生まれてから6ヶ月間育てて、鹿児島県に移して12ヶ月間肥育して、そしてそれから神戸に移して13ヶ月間育てたとしたらどうでしょう? そうなんです!この牛の銘柄は神戸牛になるんですよね! 皆さん、食事に行かれた時に産地が「〇〇牛」と表示されていても、出生地は?移動は何回した?なんて聞いてみたら、「んっ?この方は何者?」なんて事になっちゃうかも! 詳しくは、またまた西田まで!
お知らせです!
第二回経営力向上委員会の事業の締め切りが今日までです! 今回は、数年前まで倒産の危機に瀕する経営状態に陥っていたそうですが、今はスタッフの優しくて暖かい接客などが大人気の繁盛店にまで持ち直されたそうです。 皆さん!これは絶対に逃さないでくださいね!
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