20年に一度と、30年に一度 |
09.05.19
みなさん、こんにちは。 第16期の経営力向上委員会(←ぎょうぎょうしい名前ですが…(^^)) の任務を受けました長尾篤人です。
2年間で全10回の事業を開催すべく、只今委員総勢15人と鋭意取り組み始めております。 まずは、この≪経営力向上委員会≫という名前をお見知り置き頂きますよう
ところで、先日伊勢神宮に行って参りました。 知ってました? 20年に一度のイベントがなされようとしていることを!! 「式年遷宮」と申しまして第62回を迎えようとしております。持統天皇の時代から約1300年も!! すっごいです!! JOCも今期は30年に一度の節を越えて、新たなスタートとなっておりますが
「20年に一度、古式のままに御社殿や神宝類などすべて一切を一新する」ものらしいです。 何でも、昔は”20”という数字は大きな数字と捉えられており、また1からのスタートとし、 神様にはいつも清浄な場所に鎮座頂くためなどと、言われておりますが、 一番の大きな理由は伝統文化のルーツを伝え、技術の伝承の役割を果たすことだそうです。 20年に一度と言えば、まだまだ改修したりで使い続けることが出来そうなものなのに…、 ともったいなく思えるのですが、そこは流石!昔からECOみたいです 60年前の式年遷宮では、一部材料をリサイクルし、熱田神宮のご本殿建替えに利用されたり、 宇治橋の両側の鳥居は、桑名の鳥居に利用→亀山の関城遙拝所→そして最後は、護摩木というように なるべく無駄なく再利用されているとのことで、お伊勢さんの”古くて、新しい”奥深さが感じられました。 でも本当にすごいと思うのは、新しく建て替える時に同じ大きさで同じ方法で建てるということ! 一見、何の成長もないように思われますが、 右肩上がりではなく、20年一世代ごとに持続的に続けられることこそ、本当に素晴らしいことだと。 今、環境問題が深刻化する中、右肩上がりの社会成長が本当に必要なのだろうか? 頑なに成長を求め続け、現代の文明社会が環境破壊とともに滅びると意味のないことに…。 市場原理主義が持て囃されてた時代から、 これからは持続可能な社会をいかに形成する事が大事になってくるのではないでしょうか!? 『経営とは』がテーマの第16期JOC。 何を学んでいくべきなのか?我々委員会メンバーも真剣に考えていきます。 今の目の前の問題を解決することも大事だと思いますが、 中長期的な目標を持ちながら、いかに企業を存続させることが問われている気がします。 1300年とは言わないまでも、持続する事の素晴らしさを考えていけたらと思います。 経営力向上委員会の事業、乞うご期待下さい
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