京都フォーラム2日目 |
10.07.25 今日も朝10:00から京都フォーラムに来ています。 それはどうしても聞きたかった方のご講演だったからです。
知っている方もたくさんおられると思いますが、 京都で小さなNPO法人を立ち上げられて、カンボジアの地雷撤去や ウガンダの元少年兵の社会復帰などの活動をされている テラ・ルネッサンス理事長の鬼丸昌也さんです。 テーマは「こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した」です。
鬼丸さんは10年前、まだ立命館大学の学生の時に、NPOを立ち上げられました。 と聞くと、若くてパワフルで猪突猛進ってイメージですけど、 実際にお会いした鬼丸さんは痩せてて、ヒョロっとしてて どっちかというとひ弱なイメージの方です。 以前から、共通の知人を通じて知り合い、お会いすれば挨拶をする程度の 関係でした。ただ、タイミングが合わずご講演を聞く事が出来ていませんでした。
今回、初めて彼の話を聞いて衝撃を受けました。 あの痩せたひ弱なイメージが吹き飛んでしまいました。 「なんて強い人なんだろう、本当に強い人は彼のように優しい人なんだ」 ということが本当にはっきり分かりました。
まだ学生時代にスリランカに行ってそこで出会ったアリヤラトネ博士の一言が 彼の行動を後押ししてくれたそうです。 それは「すべての人に未来をつくる能力(ちから)がある」 という言葉です。 その後、カンボジアを訪れ、内戦による地雷被害とポル・ポトによる大量虐殺 の爪跡を目の当たりにして、「自分に出来ることはないのか」 お金もない、人脈も力もない、ないない尽くしの自分に出来ることは 「この事実をありのまま伝える」これしか出来ないと思い たった一人でこの活動を始められました。
この講演で心に残った言葉は 「問題はみんなが問題と思わないと問題にならない。 みんなが問題と思わないと解決出来ない。」です。
いじめ問題も同じです。 会社の中で起きている問題も同じで、社員全員が問題意識を持たないと、 共有しないと、解決できませんよね。
それと 「私たちという言葉が大嫌いだ。」です。
「私たちで始めよう」「私たちでやろう」 それはとても美しく大切な言葉かもしれない。でも私たちって誰のこと? 変革者は常に一人である。 釈迦、キリスト、ガンジー、キング牧師、みんな一人で立ち上って 一人で行動を始められました。 会社を変えようと思って「みんなで掃除して行こう」とか 「みんなで変えていこう」って言っても絶対に変わりませんよね。 まず「自分が変わる」、「自分が動く」 これを見た周りの人間が共感して初めて世間って変わるものですよね。 こういった事を改めて感じさせて頂きました。
昨日の伊那食品の塚越会長とバグジーの久保さんの時の来場者と 今朝の来場者のメンバーがガラッと違う事にも驚きました。 経営者こそ彼の話を、 もっと聞くべきだと思いました。 彼はたった一人で世界を変えようとしています。それも本気で・・・。 この心意気は経営者にとって一番大切で必要なことじゃ ないでしょうかね? |
コメント(2)
週末は、法事やらなんやらと家の用事が重なり、京都フォーラムへの参加が出来ずに残念でした。
今期の経営力向上事業でお世話になっている先生方の講演をこんな形で聞けるチャンスって、滅多にないですもんね…。
ちなみに、鬼丸さんの講演の参加者はどういった層の方たちがお見えになっていたのですか!?
長尾委員長、KK委員会のメンバーで、須田くんと
高橋くんには会いましたよ。
吉祥院の山中鉄平くんや口丹の片山さんも来られていたそうです。
ちなみに、鬼丸さんの講演の参加者は、
女性が多かったです。学校関係とか、役所関係の方
って感じでした。