京都フォーラム |
09.10.29 朝から風邪気味で体調が思わしく無かったのですが、 楽しみにしていた京都フォーラムに1:00から行って参りました。 マスクをしてなるべく人にうつさないようにしておりましたが、 今回司会をされた人見さんやお知り合いの方にお会いする度に 「新型と違うやろな!?」と聞かれるので、徹底して否定しておきました。 たぶん新型ではありません。 JOC関係では長尾KK委員長、洛北部会の熊澤部会長、近江部会の木村部会長が来られてました。 会場には日本全国から集まって来ておられ、今回の京都フォーラムの関心の高さが窺えました。 今回のテーマは「人が輝く経営とは」です。 第一部が㈱沖縄教育出版の川畑保夫社長様のご講演で テーマが「I`m OK, You are OK, We are OK」です。 川畑社長の会社、沖縄教育出版は日本一長い朝礼で有名な会社です。 毎日、昼ごろまで朝礼をされます。普通の考え方なら、毎日そんなんやったら仕事にならへん がなって思いますが、こちらは考え方が全く違います。 この朝礼があるからこそ、仕事が笑顔で楽しくできて、みんなの夢や希望が共有できて その結果、業績が上がるという考え方です。 事実、今だに業績は上がり続け、前年対比120%を続けておられます。 この朝礼は、日本全国から参加者があり、参加された方はみんな 笑顔で元気になられるそうです。 JOCでも一度行ってみたいですね。
川畑社長は腎臓ガンを患ってから、人生に対する考え方が変わられました。 人間が幸せに暮らすために事業経営があるとの信念から人間尊重の経営に挑戦。 人間は誰しも不完全である。誰ひとり完全な人間なんていないとの考え方から 障害者雇用をどんどんされています。 彼らは驚く位よく働かれるそうです。また誰ひとりごまかしをしないそうです。 誰に言われるでもなくチラシを1枚1枚数えては在庫管理を毎日されているそうです。 障害者、健常者という枠組みを超えて共に学び、共に育ち、共に生きて、共に働くを 実践し、いのちの経営を続けておられます。
そんな川畑社長のご講演で言われた言葉で心に残ったことをいくつか。
・CSやESやいろいろありますが、どんなに良い種を持って来ても、土壌が悪ければ育たない。 まずは土壌作りからはじめる。しくみは後から。 ・今日が人生最後の日だと思えば、人に対する態度も変わってくる。 ・理念が世界平和である。大きくでたなと言われるが、経営とはすべての人を幸せにする事 であるから、突き詰めれば世界平和に繋がる。
昨日会場にも来られていた伏見区にあるNPO法人テラ・ルネッサンス理事長の鬼丸さんに 共鳴して、支援され、ウガンダに元少年兵の為の学校が出来ました。 そこを訪れられた時の映像を最後に流されました。 5歳で誘拐され反政府組織の少年兵として生きてきた女性が、教育の大切さ 働けることの喜びを涙ながらに話されていたのが印象的でした。 どんなに貧しくても、すばらしい笑顔と目の輝きに彼らには希望があふれているという ことが良く分かりました。 この希望はテラ・ルネッサンスの学校のおかげで得られたととても感謝されてました。
今、世界には1日を1ドル以下で生活する人が10億人いるそうです。 日本は毎年5800万トンの食糧を輸入して、1940万トンの食糧を廃棄しています。 つまり輸入量の1/3を廃棄しているのです。 この1940万トンの食糧は1日を1800キロカロリーで生活している 途上国なら、4600万人の年間食糧に匹敵します。 また世界の食糧支援量が740万トンということは、その3倍以上を捨てていることになります。
昨日の川畑社長のご講演を聞いて、経営についてまたまた深く考えさせられました。
「経営とは・・・」 今期のテーマは、私が思っていた以上に深いテーマかもしれません・・・。
長くなりましたので、続きはまた明日に。
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