お餅つき |
09.12.30 毎年、30日は西陣にある祖母の家で餅つきをします。 祖母は90歳です。 耳が少し遠くなってしまいましたが、元気です。 今までは両親やおじ、おばが中心にやってくれていたんですが、 高齢化はここにも来ていて、徐々に若手に変わりつつあります。 昨日から風邪をひいてしまって体調は最悪なんですが、 そうも言ってられないので、餅つきに専念です。 なぜか、大型の休みになると風邪をひきます。 気が抜けてしまうからでしょうか?
我が家の餅つきは杵と臼でつかずに、餅つき機を使います。 私が小さい頃は、ちゃんと「ペッタン、ペッタン」とついていたんですが、 いつの頃からか機械になってしまいました。 とはいえ、その機械も20年以上前の機械です。 でも毎年ちゃんと動いてくれます。 考えたら、20年で20回しか使って無いんですもんね。 新品同様です。 全部で20家族分をつかないといけないので、機械とはいえ疲れます。
朝10:00頃からかかって3:00頃に終わりました。 私はつきたてのお餅で食べる「おろし餅」が大好きです。 大根おろしに醤油とかつお節を入れて、つきたての 餅を絡めて食べると、何個でもいけそうです。 あん餅も100個以上作りました。 子供を連れていっていたので、 あん餅をつつんだり、小餅を丸めたりと、いっぱい手伝ってくれました。 こうして、親から子へ、そして孫へと行事や風習といったものが 伝わっていくんだなぁと思いました。 祖母は昔から西陣で着物を売っていました。 輪島の方にしょっちゅう着物を売りに行っていたのを覚えています。 今でも、押入れには反物がいくつも入っています。 子供の頃は、祖母の家に行くと、機織りの音が そこかしこから聞こえてきて、西陣も活気がありました。 今ではあまり機織りの音が聞こえてきません。 でも街並みはいまでも昔ながらの町屋の風情を残しています。
この風景はいつまでも残していって欲しいと思いました。
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