チーズ会 |
10.02.01 昨日は、またまたチーズ会なるものに参加してきました。 講師は今回も和泉 夕加里さん (チーズプロフェッショナル協会 理事/フランス鑑評騎士・シュバリエ) です。 テーマは「ジパングチーズ見聞録」で、日本のチーズ特集でした。 ここ最近まで、チーズを作っているのは、北海道で大半が作られていたそうです。 それが、ここ最近のナチュラルチーズブームやワインブームのおかげで、 今では九州や広島など全国的に作られています。 今回は全国チーズコンクールで最優秀を獲った、大分県の 「うらけん由布院チーズ工房」さんのチーズを筆頭に 長野、北海道、沖縄、広島、宮崎のチーズを頂きました。 もちろん、ワインと一緒です。 昨日頂いた国産チーズの中で、一番おいしかったのは 広島県の「三良坂フロマージュ」さんの”フロマージュ・ド・みらさか”でした 柏の葉で包まれたソフトチーズで、本当にコクがあって味わい深いチーズでした。 それと長野県の「アトリエ・ド・フロマージュ」さんの”ブルーチーズ”も 少しブルーが苦手だった私もすごくおいしく頂けました
日本にチーズが伝わったのは、飛鳥時代、仏教の伝来と同時期でした。 それは、牛乳を7~8時間煮詰めた”蘇”というもので、今回も奈良県の 西井生乳加工販売所さんが特別に作られている”蘇”を頂きました。 なんか、まろやかで、ふわっと甘いクッキーのような感じでした。 それが、江戸時代に入り、インドから輸入した牛から「白牛酪」という 今のチーズに近いものを作り始めて、明治時代に北海道開拓により 酪農が奨励されて、国内のチーズ作りが本格化したそうです。
今回、参加されていた滋賀県にある古株牧場の古株(こかぶ)ちゃん。 彼女は牧場で、牛を追いながら、自家製のチーズ作りに励んでおられるそうです。 まだ、試作段階で、製品化はされていないんですが、 みんなの意見が聞きたいということで、熟成5日目くらいのチーズと 熟成が進んだチーズの2種類を持ってきてくれました。 正直、本当においしかったです。 熟成の進んだチーズは常温でとろっとろになり、 スプーンでないと食べれない程です。 サンマルセランのようなチーズを目指して、日夜勉強中との事。 まだ若い彼女ですが、チーズに対する熱意や思いはすごく伝わってきました。 地産地消じゃないですけど、国産の安全でおいしい食材を作られて いる、情熱をもった若い人達(大原の有機野菜作りの方とか)は、 本当に心から応援したいと思いました。
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