規制緩和 |
10.02.19 昨日はとあるメーカーさんを、お呼びして 新年度より、採用される給水装置の勉強会を行いました。
皆さんは、水道水が何故、蛇口から出てくるのかはご存知ですよね 簡単に言うと、 琵琶湖疎水から採取された水が、浄水場で飲める水に変わり、 配水管(本管)を通って、各地域に配水され、 その本管に穴を開けて、それぞれの家に配管して 水を引き込んでいるんです。 その本管から家の水道メーターまでのパイプが昔は 鉛管だったんです。 鉛は身体に蓄積されると、病気を引き起こす恐れがある為 その鉛管をポリエチレンパイプに取り換える工事が 昨年から始まりました。 その材料が、今までは京都市型と呼ばれる特殊な材料で、 他地域の部品との互換性がゼロでした。 その為、大手メーカー等は中々参入出来ず、 京都の閉鎖性も相まって、一部のメーカーしか作っていないという 状態でした。 わが社もその恩恵を授かっている訳なんですが・・・ しかし、地震などの災害時に、地元のメーカーが操業できなくなってしまうと ライフラインの一つである水道が止まってしまうことになりかねません。 なので、全国共通の物に取り換えていく事になりました。 いわゆる、規制緩和です。 でも本当の理由はもう一つあって、 京都市は再建団体に陥るかもと言われている程、お金がありません。 なので、公共工事に予算をたくさん取れないのが現実です。 でも、耐震補強工事と銘うてば、国から予算が下りるんですねぇ~ 公共工事については善し悪しありますが、 日本の経済を支えていく為には、ある意味 必要悪な部分もあると思います。
会社的には、正直規制緩和は歓迎してません。 でも社会全体や、景気の事を考えれば、 この規制緩和も受け入れていかなければならないと思っています。 時代に合った経営、変化を柔軟に受け入れられる経営を 目指さなければ、社会から必要とされる企業にはならないと 思ってますので、 「規制緩和、ウェルカム」と誰に会っても わざと言い続けている今日この頃です。
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