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ファミリービジネス

10.09.10

100910_184547.jpgこれは、最近読んだ本の一つである

 

「同族経営はなぜ3代でつぶれるのか?」

 

という本です。

 

正直、タイトルだけで買いました

 

何故なら、私は3代目に当たるからという

 

まことに単純な理由でございます・・・。

 

 

普通「同族経営」という言葉の響きに対して

 

感じる気持ちっていうのは、

 

あんまり良い感情を持たない人の方が多いんじゃないでしょうか?

 

「出世するのは身内の者だけ」

 

「同族経営はワンマン社長の気がする」

 

「理屈より感情が優先」

 

「バカ息子が会社の金で良い車に乗っている」等々。

 

これはファミリーとビジネスを混同してしまっているから

 

起こる現象なんだそうです。

 

ファミリービジネスの成功の秘訣は、

 

このファミリーとビジネスの重なり合った境界のマネジメントが大切なんだそうです。

 

会社で働く社長や後継者などのファミリーメンバーは

 

2つの異なる価値観を同時に持つ必要があるそうで、

 

優秀なファミリービジネスの経営者や、ファミリーメンバーは

 

この境界線を上手に保っておられるそうです。

 

 

一例として有名な話があります。

 

ユニークなスーパーとして有名なスチュー・レオナルドという会社には

 

社長の長男も次男も、父の会社で真面目に働いていました。

 

その後三男も入社してくるんですが、

 

三男は遅刻や早退が多く、勤務態度も良く無かったそうです。

 

業を煮やした父親は、ある日の仕事終わりに

 

自宅へ三男を呼びつけました。

 

そしてリビングルームで

 

「このような勤務態度ではもう雇えない、もう明日から会社に来るな」

 

と解雇通告をしたそうです。

 

その後、三男をジャグジーに誘い

 

「おい息子よ、会社をクビになったそうだが、何かお前にしてやれることは無いか?」

 

と息子の将来を心配したということです。

 

理想的な価値観の使い分けですね。

 

その後、この三男は、他社での勤務を通して成長し、

 

今では、父親の会社に戻って活躍されているそうです。

 

 

では、ファミリービジネスにとっての成功とは?

 

ファミリーの繁栄は、一族が仲良く、

 

家族が愛情に満たされる状態を続けられることで、

 

ビジネスの繁栄は、利益をあげて、お金を生み出し、

 

永続的に成長することだと思います。

 

ですから、この「お金」と「愛情」を

 

両立させて世代を越えて維持出来るようになった時が

 

成功なんじゃないでしょうか?

 

 

と口では簡単に言えますが、

 

昨年のOB交流会でもテーマに取りあげた

 

「事業承継」って簡単じゃないですよね。

 

同族の場合は親から子へと譲ることは簡単ですが、

 

企業としてそれがベストな選択かどうかを

 

冷静に見極めないと、永続できる企業には

 

ならないと思います。

 

3代目っていうのはちょうど、企業が永続できるかどうかの

 

運命の分かれ道のタイミングなのかも

 

しれませんね

 

3代目さんは、JOCにもたくさんいてはるでしょう。

 

共に頑張りましょうね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント(2)


寺阪さん

杉本さんのこのブログ記事・・・
凄く考えさせられました。。。


同族経営には、確かに「強さ」と「弱さ」が混在しております。
「強さ」・・・意思決定の速さ、トップダウンなど
「弱さ」・・・公私混同など


しかし、やはりいざという時には、「泣いて馬謖を斬る」事ができる同族会社でなければならないと思っております。


同族だからこそ、

同族に厳しい姿勢は必要不可欠だと思います。

 |  2010年9月11日 22:18
杉本さん

寺阪さん、きっとコメント頂けると思っていました。
同族に対する厳しい姿勢は、私も大切だと思っています。
ただ、その後のフォロー次第でその後の家族関係も含めて大きく
変わってくると思います。

「泣いて馬謖を斬ったあと・・・」ですね。

 |  2010年9月14日 12:03