ハム、ベーコン、ウインナー |
10.03.29
西田です。 写真は、東九部会の木村氏の仙石ハムさんにお願いして作ってもらっている 『ボンレスハム』です。 ところで皆さんは、『鎌倉ハム』ってご存知でしょうか? 戦前までは国産ハムを代表する名品として、全国に名を知られていました。 その始祖となったのが英国人が明治10年に日本女性を妻とし、今の横浜市戸塚区のはずれに外国人船員相手のささやかなホテル『白馬亭』をオープンした時に宿泊客のために、ハムやベーコンを自家製したそうです。 わが国でハムが作られた最も古い記録は、明治5年に長崎県、次いで明治6年に北海道の東京農事試験場、明治9年には札幌の養豚場でも試作に乗り出したといいます。
今度は、ベーコン。 とはいっても、普通のでは面白くないので、骨付きで作ってもらいました。
そして、始祖となった英国人のハムづくりを見て、将来有望な産業になると予感したのが、同じ戸塚区に住んでいた富農と、その英国人のおかかえの人力車夫の二人だったそうです。 富農は、しかるべき人間を英国人の工場に住み込ませて技術を盗ませたといいます。 そして人力車夫の方は、6年間辛酸をなめたあげく知る事ができたそうです。 この二人がハムづくりの技術を得た事により、たちまち戸塚を中心に数軒のハム工場が乱立しました。 この頃には、日本人はハムやベーコンの魅力にハマりつつあったんでしょうねぇ~
今度は、京のもち豚を粗挽きミンチにして、ウインナーも作っていただきましたぁ~ 当時、戸塚は鎌倉郡に属していたため、誰いうとなくこれを『鎌倉ハム』と呼ぶようになったといいますが、我が国の食肉加工業はこうした産声をあげたんでしょうねぇ~ 皆さんは、ハムやベーコン、ウインナーは豚肉から作られている事は、当然ご存知でしたよね? でも、これからフレンチやイタリアンを食べに行った時は、こんな知識っていいネタになるんじゃないでしょうか? 一度試してみてくださいねぇ~
コメント (0)
|
コメントを投稿する
|
|