10.12.07
田中です。 中学受験を目指す次男が先月から読解表現&作文対策用にと取り出した朝日小学生新聞に 本日、感動する作文の記事が載っておりましたのでご紹介します。 第4回「いつもありがとう」作文コンクール(朝日学生新聞主催)で全国3万3421点の応募作から 選ばれた広島市立中島小学校1年の片山悠貴徳(ゆきのり)君(7)の亡き父へ贈る 「ぼくとお父さんのおべんとうばこ」という作品です。
2007年3月19日、心臓発作で27歳の若さで亡くなられた父の俊作さんのことを書きたいと夏休みの 自由研究で、生前使っていたダイニングのいすに座り、遺影がある仏壇の前で3時間かけて頑張って 書かれた作文だそうです。 以下、ご紹介。。。 おとうさんがびょうきでなくなってから三年、ぼくは小学一年生になりました。 おとうさんにほうこくがあります。 きっとみてくれているとおもうけど、ぼくはおとうさんのおべんとうばこをかりました。 ぼくは、きのうのことをおもいだすたびにむねがドキドキします。 ぼくのおべんとうばことはしがあたって、すてきなおとがきこえました。 きのうのおべんとうは、とくべつでした。 まだ十じだというのに、おべんとうのことばかりかんがえてしまいました。 なぜきのうのおべんとうがとくべつかというと、それはおとうさんのおべんとうばこをはじめて つかったからです。おとうさんがいなくなって、ぼくはとてもさみしくてかなしかったです。 おとうさんのおしごとは、てんぷらやさんでした。 おとうさんのあげたてんぷらはせかい一おいしかったです。 ぼくがたべにいくと、いつもこっそり、ぼくだけにぼくの大すきなエビのてんぷらをたくさんあげてくれ ました。そんなとき、ぼくはなんだかぼくだけがとくべつなきがしてとてもうれしかったです。 あれからたくさんたべて空手もがんばっているのでいままでつかっていたおべんとうばこでは たりなくなってきました。 「大きいおべんとうにしてほしい」 とぼくがいうと、おかあさんがとだなのおくからおとうさんがいつもしごとのときにもっていっていた おべんとうばこを出してきてくれました。 「ちょっとゆうくんには、大きすぎるけどたべれるかな」 といいました。でもぼくはおとうさんのおべんとうばこをつかわせてもらうことになったのです。 そしてあさからまちにまったおべんとうのじかん。ぼくはぜんぶたべることができました。 たべたらなんだかおとうさんみたいに、つよくてやさしい人になれたきがして、おとうさんにあいたく なりました。いまおもいだしてもドキドキするくらいうれしくておいしいとくべつなおべんとうでした。 もし、かみさまにおねがいができるなら、もういちどおとうさんと、おかあさんと、ぼくといもうとと みんなでくらしたいです。でもおとうさんは、いつも空の上からぼくたちをみまもってくれています。 おとうさんがいなくて、さみしいけれど、ぼくがかぞくの中で一人の男の子だから、おとうさんのかわりに、 おかあさんといもうとをまもっていきます。 おとうさんのおべんとうばこでしっかりごはんをたべて、もっともっとつよくて、やさしい男の子になります。 おとうさん、おべんとうばこをかしてくれてありがとうございます。 以上です。
そしてうちの次男もその記事に対しての感想文を書いており、、、
「悠貴徳くんのお父さんへの強い想いがしっかり伝わり感動しました。 ぼくもこのように感動させられるような作文をかきたいと思います。」
って、、そこかーいっ
田中
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