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ハラミ焼肉

09.05.24

 

ハラミ焼肉.jpg

 

 皆さん、焼肉メニューで「ハラミ」という名前をご存じでしょうか?

またまた、副代表幹事の西田です。

よく「綺麗な霜降りで味がしっかりとしているにも関わらず、とてもアッサリとしていて食べやすい」という理想的なご意見が多いですが、何故霜降りがギッシリ詰まっていても脂っこくないのでしょう?

実は、この「ハラミ」という部位は、内蔵肉なんです。

ロースやカルビといった部位は赤肉と言い、テッチャンや上ミノなどホルモン類を白肉と言われてますが、このハラミも実は内蔵肉で「横隔膜」なんです。

内臓のお肉だから脂の融点が低い=舌の上でトロけてくれて口の中に余計な脂分が残らない!

 

また、皆さんが他のお肉を食べて「美味しいぃ~!」と感じられる時はどんな時?どんなお肉を食べた時ですか?

細かくて綺麗な霜降りがギッシリ入っていて、舌の上でトロけるような脂質で、しかもスッと喉を通ってアッサリ感のあるような極上のお肉?

そんなもんがあるんでしょうか??

実は、お肉の美味しさは脂質にあるんですよね。 赤身部分に味がある訳ではなく、脂分でいい味を感じさせてくれているんです。

皆さんが美味しいと感じられている霜降りというのは「脂肪交雑」の事をいい、業界では1~5までのランク付けをされてます。一番霜降り(脂肪交雑)が多いのが5ランクです。

そして、もう一つのランク付けが歩留り率(商品になる率)です。これはA~Cまでのランク付けをされてます。一番歩留り率がいいのがAランクです。

もうおわかりですよね? 一番いい商品がA-5ランクということです。

しかしながら、A-5ランクが、先程の「極上のお肉」なんでしょうか?

前節にもあるように、例えA-5ランクでも一番大事なのは脂質なんですよね?!

舌の上でトロけるという事は、結局脂の融点が低いということなんです。←ここ重要です!

脂の融点が低いという事は、脂が舌の上でトロけてくれて「美味しいぃ~!」と感じるお肉なんです。

例え、キメが細かくてバリバリの霜降りの「超特選ロース」であっても、芸術のような綺麗なピンク色をした「超特選カルビ」であっても、この脂質が良くなかったら(融点が高い肉)だと「美味しいぃ~!」「柔らかくてトロけるぅ~!」なんて事にはならず、逆に「しつこい!」「脂っぽい!」「俺も、もう年だなぁ~!!」なんて事になっちゃうんです。

これで、皆さんも「お肉博士」だぁ~!!

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