| ヒウチ |
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09.05.27
「ヒウチ」という名前をご存知ですか 牛肉にはたくさんの部位がありますが、繊維の流れ方や特徴ごとに、およそ16部位に分けられてます。 (先日ご紹介させていただいた枝肉からです) その中でも、一般的に呼ばれている「モモ肉」という名称はご存知ですよね この一般的に「モモ肉」と呼ばれている部分も、さらに「ウチモモ」「ソトモモ」「ランイチ」「マル」と4部位に分かれてます。 皆さんは、「モモ肉」と聞いてどういう印象でしょう 「赤身でアッサリ」や「カロリーが低そう」などというような意見が多いと思います。 しかしながら、「モモ肉」と言っても中にはギッシリと霜降りが入って、濃厚でしっかりとした味わいのある部分もあるんです。 写真が、そんな部分の中のひとつ!「ヒウチ」です。形が「火打ち石」に似ているところから名付けられたそうです。 この「ヒウチ」はモモ肉のひとつ「マル」の中の一部分ですが、この「マル」という部位は更に「マルシン」「カメの甲」「マル皮」「ヒウチ」と4部位に分けられます。 「マル皮」と「カメの甲」は、ほとんど赤身で繊維も粗いので、ユッケに使われます。 「マルシン」も赤身ですがほどよく霜降りが入っていて、タタキやローストビーフ、刺身用、サイコロステーキなどに使います。(基本的にこれも赤身なので、中まで火を通しません) そして「ヒウチ」は、この中で唯一霜降りギッシリの部位です。 焼肉用や刺身用、ステーキなど、何でもイケちゃう万能選手です 勿論 今日から肉知識のないお友達に、 「こんな美味しい部位を知らないあなたがかわいそうだぁ~ などと、ネタに使っちゃってください
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(牛一頭で、約1.5~2kgしかとれない希少部位です)
濃厚な味わいと香りです
(エレガント~!)
」
