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京都流議定書2009

09.07.25

 

090725_070457.JPG昨日はハイアットリージェンシー京都で開催されている「京都議定書」に行ってきました。

㈱ウエダ本社の岡村社長が主催されているイベントで24日から26日までの3日間いろんな

シンポジウムやセミナーが開催されます。京信さんも後援されてますよね。

”京都スタンダードを探究する”をテーマに京都の暮らしに根付いていた文化、産業、教育、おもてなし、

などの価値観や教えを再認識して、京都の強みを知ることのできる3日間だそうです。

友人でもあり同業者でもある人見氏がコーディネーターをされる討論会に出席してまいりました。

「開港150周年を迎える横浜との比較により、京都の魅力に迫る」というテーマのパネルディスカッション

です。

今年開港150年を迎えた横浜は4月から9月いっぱいまで「開国博Y150」を開催されてます。

横浜は日本第二の都市で、あの中田市長のおられる市で有名ですよね。

パネラーは若林佛具製作所の若林専務、黒川横浜市議、江森横浜スタンダード推進協議会理事長

です。

横浜スタンダード・・・。戦後、投資効率のみを追い続け長年貢献してくれた社員を解雇したり

安全性が確保されない安価な原材料を使ったり、近隣の環境を悪化させたりと、一体誰の為の企業活動

なのかと言わざるを得ません。このような考え方がグローバルスタンダードなら、「横浜スタンダード」は

物質的豊かさからこころの豊かさへという感じでしょうか。利益・効率最優先から社会的貢献を優先し

それが利益へと繋がる企業活動を推進していく。横浜がこんな企業ばっかりになる様に江森理事長や

黒川市議は日々活動されておられるそうです。

対して、150年の老舗企業の経営者である若林専務からは「京都流経営」についてお話がありました。

いろいろ列記します。

外部から見ると京都の老舗企業は歴史を重んじて、文化を大切にし、変わらずに継続していく。

と見られがちですが、意外としたたかに新たな取組みをされている。

同じことをしていては1000年も続かない。伝統とは革新の連続から成り立っている。

昔ながらの伝統技術が今の京都のハイテク産業を支えている。

京セラ、村田製作所は清水焼の技術から。

友禅染めにおける捺染技術は印刷や半導体技術に。

仏具などの金箔技術は半導体プリントの金属箔技術に。

具体的な結論はでませんでしたが、「京都流スタンダード」というものを考えていかなければ

この素晴らしい街、京都も廃れていくのではないでしょうか。

人見氏が最後におっしゃった言葉「明治に都が東京へ移り、京都の経済がどうしようもない時、

明治4年から始まった京都博覧会。昭和3年まで続いたこの博覧会は京都人たちがなんとか

もう一度京都を素晴らしい街にしよう、経済を立て直そうという気概で行われました。

今はこの遺産で飯を食っているだけの様な気がします。」と京都で商売をさせて頂いている

私もいろいろ考えさせられました。

京都流は今日も明日もあります。みなさん是非一度行ってみてください。ちなみに無料です。

 

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あと少しです。サウナに行って、絶食するか・・・。減量中のボクサー状態です。

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