法人税 |
10.11.16 先程、三菱東京UFJ銀行が
2012年から法人税の納税を再開すると
ニュースで聞きました。
実に10年振りの納税再開なんだそうです
みずほ銀行も2013年から再開の予定だとか・・・。
税法上のルールで、単年度赤字を翌年以降の黒字から
「繰越欠損金」として相殺できるのを利用して
ずっと税金を払って来なかったんですね
まぁ、日本の法律がそうなっているから
仕方が無いんだろうけど、
なんか納得いかないのは、
今年、1億円以上の役員報酬を取っている人が
発表されたからなんでしょうか?
どちらのメガバンクにも、1億円プレーヤーがおられます。
何度も増資して、株価は低迷しているにも拘わらず
高額な役員報酬には納得がいかない株主さんも
多々おられる事でしょう。
今回発表された政府による
法人税減税の政府案では
この繰越欠損に制限を設けてあります。
やはりこう言った批判があるからなんでしょうね
法人税減税は確かに歓迎なんですけど
これによって更に値下げ合戦が進み
デフレが更にひどくなると言った事も
考えられますので、
一概に良いとは思えません。
当然、減税だけでなく見直しや
特例の廃止などもあるので
下がったと喜んでばかりはいてられません
利益を出して、納税をするのは
国民の義務ですよね。
多額の法人税を支払っている企業の経営者は
すごく良い事をして「いるように感じておられる
ことと思います。
それは確かに素晴らしい事なんですが、
伊那食品の塚越会長は、
人件費は会社の経費ではなく
目的だと考えておられるので、
同じ税金を払うならば、出来るだけ給料を払って
そこから源泉所得税で納税したい
と思っておられます。
その方が社員の為にも、社会の為にも、
会社の為にもいいですもんね。
所得が消費に回れば消費税も増えますから・・・
目先の利益や経営者の見栄に走らずに
遠きをはかって好循環を生み出す利益の使い方、
さすがでございます。
そう考えると、メガバンクの方の役員報酬も
法人税を払えない代わりに
所得税で支払われているので
良い事なのかな???
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コメント(1)
「法人税の減税」というワードだけが飛び出しているので
「来年度あたりには減税になるかも」とか思っている
そこの方!甘~い!
法人税本体は減税になると思いますが、代表の言葉の
中にもある「繰越欠損に制限」であったり「減価償却の見直し」、その他諸々の課税ベース拡大で
「法人税枠全体は殆 ど 変 わ ら な い」のです。
税調で法人税の減税分の税収減は、法人税の中で賄うべき
とのワケのワカラン論調になっているようです。
と言うことで、私は今回の減税論に
「期 待 し て い ま せ ん(`ヘ´) フン!!!」