シマチョウ |
09.10.22
またまた、でたぁ~! 皆さん、今度は シマチョウです! おそらくほとんどの方がご存じだと思いますが、シマチョウとは焼肉店舗やホルモン焼屋さんでは 上テッチャンとして登場します。 このシマチョウは、牛の大腸の事を言います。 牛の腸は全体的にはとても長いんですが、この大腸はとても少なくて希少価値の高い商品です。 写真は、その日取れたてのシマチョウです。 すっごく綺麗で光り輝いているでしょ? これが鮮度が悪くなると、光り輝くどころか黒ずんできて、嫌な臭いを発します。 これらのホルモン系の商材は、牛の腹の中にある内臓ですので、普通の赤肉(ロースやカルビ)よりも、鮮度が悪くなるのが早く、とても傷みやすいんです。
勿論、このシマチョウも写真のように隠し包丁を入れます。 上の写真のシマシマ模様が大腸の内側で、左写真の表面が大腸の外側です。 この外側には、たくさんの脂がまいてるのですが、それを丁寧に削り落して、その下にある薄皮が少し硬く、歯に当たってしまいますので、左写真のように隠し包丁を入れるんです。 (前回のギャラの時も同じように、ご説明させていただきましたよね?) 今までの説明でもお解りのように、これらのホルモン系の商材は、とても手間がかかってます。 しかも、傷みが早いとなると扱いも大変なんですよぉ~ 皆さんは、「脂っこいお肉は、年のせいかちょっと苦手になって、最近はホルモン系が食べやすいねん」というような言葉をお聞きになった事はないでしょうか?
そうなんですよね! 以前にもご紹介させていただいたとおり、このようなホルモン系の商品は、牛の腹の中のもんですので、脂の融点が低いんです。 という事は、舌の上で早くトロけて、脂っこさを感じさせないんですよね。 次の写真は、皆さんもご存じの上テッチャンの完成です。 とても綺麗に光り輝いていて、プリプリしてます。 勿論!味の深みが感じられて、鮮度が良ければ臭みも全く感じませんので、とっても美味しくいただけちゃいます。 ここで注意です! 今回、紹介させていただいたシマチョウは、国産の牛のものです。 アメリカ産や外国から輸入されたシマチョウも出回ってますので、気をつけましょう。 詳しくは、またまた西田まで!
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