皆さん、今日は
『かっぱスジ』のお話です。
んっ？『かっぱスジ』って
なんじゃそら？？
っていうようなお声が聞こえてきそうで、ひとりでニヤニヤしている西田です。
　写真は、トモバラの外バラを捌いているところです。
トモバラって、もう皆さんはご存知ですよね？
　でも最近、『あの部分って、どの辺のお肉なん？』と聞いてこられる方が増えてきてますので、ご説明が必要でしょう！（このブログを読んでいただける方が増えてきているようで、とっても嬉しいです）
　バラ肉は大きく前バラとトモバラに分けられます。
そこからまだまだ細かくいろんな部位に分けられるのですが、今日はこの外バラ（トモバラは、外バラと中バラに分けられます）です。
ちょうど、脇下辺りから腰下辺りが中バラ、鳩尾辺りから下腹辺りが外バラと言います。
　写真の赤い部分が『かっぱスジ』ですが、この薄皮の部分は枝肉の時点で空気に触れていますので綺麗に除去してしまいます。

ここで、枝肉の状態で熟成
（ドライエージングでしたよね）をかけた枝肉ですと、この『かっぱスジ』は
腐敗してしまい真っ黒変色してしまい、全く商品になりません。。。
　元々、エージングした肉や変色した肉、腐敗した肉が大っ嫌いな西田です。（見ただけでお腹が痛くなります）
いち早く捌いて薄皮を取り、スライスにしてみました。
　
　見てください！
ムッチャ綺麗なお肉ですよね？
普通のこまぎれよりも少しモチモチ？コリコリ？しているような気がしますが、炒め物でも煮込み物にでも全く問題ありませんでした！
しかも！黒毛和牛の『かっぱスジ』ですから、ビックリするくらい美味しいんです！
　これって、商品化したら面白いかも？！

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