骨まで愛して! |
10.05.15
またまた豚のかずやんです。 日本では、明治の初めまで、仏教によって肉食が禁じられていたという事は、皆さんはご存知ですよね? そのせいか、日本の人間様はなんとも肉の活用の仕方が下手だなぁ~ この点、ヨーロッパやお隣の中国などの人間様は、日本の人間様では想像もできないくらい肉の利用の仕方が徹底しているぞぉ~! 例えば、中国では酒のサカナに「豚の干しキモ」までつくられているのだから、われらブタ族としても恐れ入ります。
中国では、豚の毛はブラシなどの材料として、重要な輸出品でした。 骨は、骨粉にして肥料に用いているし、ちょっと使い道のなさそうな蹄(ツメ)の部分まで煮込み材料にして、妊産婦の乳の出の悪い時など、足を煮込んだスープに「アケビ」を加えたものを与えることを学んでいるそうです。 また、内臓についても「目には目を」というわけか、胃袋は胃を強くし、肝臓は肝臓を強くするというわけで、先程の干しキモはまだ序の口、肺までも止血剤や肺疾患の薬として利用しているのだから立派だと頭が下がります。 また、脳も頭を強化するとしてクコ(ナス科の植物)の実と一緒に煎じて飲むほか、心臓には「安心剤」として家庭でも民間薬がわりに愛用されているそうです。 そして、日本の人間様にはちょっと気味が悪いでしょうが、「目には目を」なら「血には血を」で、新鮮な血に塩を加えて凝結させ、ちょうど餅のようになったものをカットして、これを豆腐や野菜などの煮物に用いる。古来、貧血に特効あり!と信じられているのです。 このほかにも、骨をよく煮込んでスープのダシをとったり、骨の中のゼラチンで若返りをはかったりは、皆さんもご存知ですよね! 文字通り、骨まで愛するこの徹底ぶり! われらブタ族といたしましては、 「ブタ冥利につきる」というほかないのです。
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