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流行色ってどのように決まっているの? |
10.07.30 こんにちは。藤原です いやー暑いですねぇ。夏といえば海、砂浜、水着。 「今年の水着は何色にする?」「今年の流行は?」などといった会話もチラホラ聞きますが、この流行色について少しお話をさせていただきます。最近はテレビや新聞でもよく出てきているので知っている方もいらっしゃるかもしれませんがご容赦を。 今年2010年の春夏の流行色は白やベージュ系、ブルーなんだそうですね。 「誰がいつ決めたんじゃー」って感じですよね。 実は今年の流行色は、2年前の2008年6月にすでに選定されています。 日本やイタリア、中国など14カ国が参加する「国際流行色委員会」というのがあって、年に2回、選定会議を開いてトレンドカラーを決めています。 ただ、決めるといっても「この色だ!」と絞り込むのではなく、「時代の流れを踏まえたテーマ」と「それを表現する色のグループ」という方向性が提案されるとのことです。 その方向性をもとに、日本の流行色情報センターというところが国内市場向けのトレンドカラーを選びます。 その際、百貨店の売れ筋動向や化粧品で好まれる色を調査して参考にするそうです。 さらに、衣料品や生地メーカー、百貨店関係者らでつくる色選定会議が開かれ、実シーズンの1年半前に流行色が決定。そして1年前あたりから各メーカーが商品企画を始めます。 その少し前、世界各国では生地の展示会が開かれます。なかでもパリの服地見本市「プルミエール・ビジョン」は流行色に大きな影響を与えます。日本の衣料品関係者もここでトレンドを確認するのだとか。 ただ、流行色はファッションだけにあらず。最近では、携帯電話やカメラ、家電などもカラフルになってきており、メーカーの関心も高まっています。 また、シーズンごとに流行色を提案するのは、消費そのものを活発にすることにもつながっています。 業種に限らず、時代の流れを読みとり消費者の気持ちに沿ったものを提案していくことが重要なのかもしれませんね。 |