10.05.14
『日本で一番大切にしたい会社』ってもう皆さん読まれました!? 昨日、なんとその著者である坂本光司先生(法政大学院教授)の講演会に行ってきました!
我々経営力向上委員会のメンバーである、高橋さん(口丹部会)の紹介で、同じくKK委員会の熊沢番長(洛北部会長)と一緒に、ピアザ淡海へ…。
著書をお読みの方はわかると思いますが、”大切にしたい会社”について、いくつかの事例を書いておられますが、いくつもの感動する話が込められていて、本当に心の優しい方だろうなぁ、といった印象を持っておりました。そして、勝手ながら穏やかな人柄の方なんだろうなぁと想像していました。
講演会に行って、実際にお目にかかるまでは…。
実際は…。
一時間半ほどの少ない講演時間でしたが、ずっと途切れることなく、ポンポンポンと早口で話し続けられてました。 切れ味の利いたトークで、ある意味舌鋒鋭く、現在の企業経営者の不甲斐無い人間の多いことを嘆き、怒り、叱咤激励されているように受け止められるような”講義”でした。
予定されていたパワーポイントの資料も、あんまり意味もなく(笑)…。 しかも初めの2ページくらいを語り終えるだけで、予定時間が来てしまい、なんと時間の過ぎるのが早いのか!もっと聞きたいのに~。
坂本先生は、経済や経営について独学で学ばれ、6300社の生きた事例を直接訪問し、生で見聞きして来られています。 毎年、著書を出し続けるのということを自分に課せておられ、先に紹介した『日本で一番大切にしたい会社』はちょうど60冊目の著書だったそうです! そして2年前のそれから、すでに『日本でいちばん~2』は63冊目だそうです。すでに、その間出しておられることにも驚きました。
・大企業と中小企業といった区別なんて意味がない ~企業は生きている、ある一瞬をとらえて大きさを比べたって何の意味もなさない。 ~もともと、大企業と中小企業は住む世界が違うのに、比較すること自体がおかしい。同じ世界で生きようとすることが無理。くじらは大海で、雑魚は浅瀬で生きるべき!それぞれに適した住み場所がある。
・今は不況でも何でもない。ただ不況の会社と公共の会社があるだけ! ~現在の280万法人の72%が赤字決算。あのバブル期(S63~H2)でも50%の法人は赤字決算! ~景気の問題ではない、経営者自身の問題である!
・企業経営とは ~5人に対する使命と責任を果たすための活動のこと ~5人の永遠の幸せを実現するための活動のこと
・5人とは ~1.社員とその家族 2.社外社員とその家族 3.顧客 4.地域住民 5.株主・関係者 であり、これは同列でなく、順番が大事であり、5番目なんてどうでもいいもの!
なんて、尽きない話をたくさん生で聴けたことは幸せでした! ぜひとも、機会があればまたお聞きしたいと思う、そんな講演会でした!
さぁ、来週明けは”伊那食品工業”さんへのベンチマーキングですね!
”日本で一番大切にしたい会社”の一つを、皆さんと一緒に肌身を持って実感したいと思います!
よろしくお願いします。
長尾でした。
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