看板 |
10.04.05
西田です。 先月に、看板を新調しました。 以前の文字は、ちょっと丸みのある感じだったのですが、昭和調でキレのある感じに変えてみました。 看板というと、明治の初め頃は、 『獣肉店』の看板には 『紅葉』や『牡丹』の絵などが描いてあったそうです。 『紅葉』はシカの肉、 『牡丹』はイノシシの肉を売っている事を意味したんです。 というのは、以前にもアップさせていただきましたが、明治維新までは仏教のタブーによって獣肉をおおっぴらに口にできない雰囲気があったんですよね。 しかし、どこにもルール破りがあるように、気の強い?連中は法を犯してこっそりと食べていたから、江戸時代の終わり頃には、こうした暗号みたいな看板を揚げて獣肉を売る店が増えてきたそうです。 (私みたいな気の弱い人間には考えられません!) んっ? 『紅葉』がシカ? 『牡丹』がイノシシ? なぜって? おそらく花札の絵柄からきたものと思いますぅ。。。(ホンマかいなぁ?) そして明治になり肉食禁止が解かれると、牛鍋屋のように牛肉や馬肉を料理して食べさせる店が現れ、これらの店では看板の文字も 牛肉は朱、馬肉は黒の字で、それとハッキリ分かるように書いたのです。(当然、まだ焼肉屋さんはないですよぉ~) 牛肉を食べさせる店の看板を朱にしたのは、牛肉の赤色と、その肉が新鮮な事を訴えるためだったと言います。
やはり、牛肉は鮮度が命!という事になりますよね!
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冷蔵庫 |
10.04.04
西田です。 写真は、弊社のメイン冷蔵庫の中の風景です。 およそ牛5~6頭、豚6~7頭を収納できます。 常日頃なにも考えずに、あたりまえのように使っている冷蔵庫ですが、氷冷蔵庫さえまだなかった明治の初め頃は、どうして肉を保存していたんでしょう?? 昔の某洋食屋さんは、春から夏にかけての暖かい季節は、川舟用の錨に肉をくくりつけ、ひもをつけて井戸の中に宙吊りにしていたといいます。 たまに、そのひもが切れて、肉が錨ごと水の中にドブン!することもあったとか? そうなれば人力車を手配して街中の同業者のところを肉を借りて回ったそうです。 汗っ!! そんな事があったせいか、当時の洋食屋さではニワトリだけは自分の店で飼って、必要な時に締めて使っていたんですよね。
続いては、弊社の大冷蔵庫です。 この奥に見えるのが冷凍庫の入口です。 数年前に作った冷蔵庫と冷凍庫ですが、営業中はドアの開け閉めが多いため冷蔵庫の奥に冷凍庫を作り、冷気の放出を軽減するようにしてます。 明治20年代に養豚研究家によって 『塩豚製造法』が開発され、日本のハム製造法の記録としては最初のものが記されてます。 塩豚製造法は、豚肉のブロックに塩をすり込んで血だしした後、塩水に浸けこんで保存するのですが、その塩水の作り方も寒中につくっておいたものがいいらしいです。 濃度は、清水一斗に塩三升半~四斗を入れてよく溶かして、『馬鈴薯』を中に入れてみて、半分程度浮くぐらいがいいそうですが、それも1~2週間ごとに取り換えなくてはならないんです。 今やこんなに大きな冷蔵庫で、あたりまえのように保存しているお肉ですが、昔は腐りやすいものを腐らせない苦心は実際大変なものだったんでしょうねぇ。
皆さん、今月の後半から暖かくなりますよね? 食品の保存方法や扱い方、調理方法は十分気をつけてくださいね!
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天狗? |
10.04.04
西田です。 以前、豚肉が食の世界に進出してきたのは、幕末ぐらいにヤミの獣肉屋街で隠れて販売されていた事をご紹介させていただきましたが、一般的に食べられるようになったのは明治の20年代になってからといわれてます。 その歴史で面白いのが、明治30年代に鹿児島で生まれ、天狗煙草という紙巻きたばこで一山当てた男が、たばこが専売制になったため多額の補償金を手に入れ、東京・渋谷に大養豚場を開設、一挙に1000頭もの豚を飼い始めたといいます。 自ら『養豚狂者』と名乗るだけあり、日本の食糧増産と日本の健康増進には豚以上のものはないと、大正に入ると『養豚によって毎年50億(今なら何兆円?)以上の国益をもたらす!』事を訴えた宣伝パンフレットを配布したそうです。 そして、渋谷の自宅で各会の名士を招いて『豚天狗園遊会』を開き、『これまで天狗煙草でご贔屓になって参りましたが、今回は豚天狗のご披露です!』と挨拶したそうです。 この当時は、豚=臭い というイメージがあったのですが、主人はキッパリと『豚はもともと臭いものでごわす。私はこの豚のにおいが日本中にあふれるようにならなければ、日本は豊かにならないと思っとります!』
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Horii's TRIKE |
10.04.03
田中です。 昨晩、洛中部会の堀井さんが来てくれました。
堀井さんとは第12期と13期、例会委員会でご一緒してからは何かとお世話になっております。 今回も今月10日にその12期13期合同旧例会委員会の集いがあります。 (段取りをしていただいている東九部会の村上先輩、ありがとうございます ) その集いの際に堀井さんから、先日に洛中部会さんで実施された陶芸体験をしようというご提案が ありました。そのことで昨日はお越しいただきました。 で、その時のスーパーピクチャーをアップ致します。
以前もご紹介しました、堀井氏の愛車「TRIKE(トライク)」です。 なんと、色々と装備も充実し、パワーアップしてるそうです。 ETCやLED関連はなかなかのこだわりらしく、熱く語っていただきました! どうだーっ!ジャジャーン!

暗闇でこの怪しい光を放ちながら、颯爽と風を切る堀井さんを見かけたときは大声で冷やかしましょう!
堀井さん、ありがとうございました!
田中
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鮮度って? |
10.04.03
西田です。 皆さんは、食品の鮮度について考えられた事はありますか? 私が思うに、食品の 生鮮三品の中で精肉が一番鮮度に鈍感だと思ってます。 鮮魚、青果、精肉の生鮮三品というぐらいですから、やはり鮮度が一番でしょう! 鮮魚店や青果店に行くと、色の変色したような商品は勿論、昨日や一昨日の商品を店頭に並べたりはしてませんよね? そうなんです!特に鮮魚店ですと、売れなくなった魚は翌日には焼魚として再デビューしてますよね。 しかしながら、精肉店やスーパーの精肉コーナーでは翌日の商品ならまだマシ、二日前、三日前の商品が陳列されている事があります。。。 恐い話ですが、以前はそれをもう一度パックしなおして、日付を変えたりしてた時代もありました。 やはり食品にも細胞があり、二日後、三日後。。。 と日が経つにつれて細胞は分裂して変化していき、全く違うものになっちゃうように思います。 ちょっと考え過ぎなんでしょうか?? といいますのは、 私は顔に似合わずとても神経質なんですよね!
ある朝に食べたヨーグルトの空箱をゴミ箱へ捨て、そのゴミを出す時に空箱を見て『賞味期限』が切れていると、そこからお腹が痛くなってくる西田です。。。(もしかして重傷?) 基本的に、牛肉よりも豚肉、豚肉よりも鶏肉、鶏肉よりも内臓肉の方が痛みが早いです。 そして、鮮度のいい商品はしっかりとお肉の香りがして、お肉の美味しい味とのハーモニーが楽しめて、最高に美味しいぃ~!と感じていただけると思います。 逆に鮮度が悪いと、嫌な臭いがして食べにくくなるように思います。昔は、この臭いの事を『獣臭い』と言ってました。 エージング(熟成)は、また別物ですが。 食の安全について、日本国内だけでなく外交的にも問題視されている昨今、目の前の食品やわが家の食べるものくらいは吟味したいもんですよね!
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